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2008年9月23日火曜日

今月の本・2008/9

2週間ほどインターンシップしてきました。
「ネットで多様な情報が手に入るようになった(いわゆる「知のコモディティなんとか」な)時代だからこそ、実際に受け入れ先に迷惑をかけて研修させてもらうことは、他との差別化に大きな貢献をしてくれるはずだと信じています。」と某所に書いたら、なかなか肯定的な意見をいくつかいただきました。ですよね。

というわけで、今月の本。今月末は用事があるので先払いで。



Arbinger Institute編集『The Anatomy of Peace: Resolving the Heart of Conflict』(Berrett-Koehler Pub、2008)
先月のこの欄で紹介した『Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box』の続編(話としては前日談になる)。
『2日で人生が変わる「箱」の法則』として和訳出版もされている。
内容としては、『Leadership』よりも多少踏み込んで書いてあるため、『Leadership』を先に読むことをおすすめするが、必ずではない。
英語の難易度もそれほど高くないので、自己啓発の実益と英語勉強の実益を兼ねて読むのもいいと思う。

Peter Ferdinand Drucker『The Essential Drucker』(Harpercollins、2008)
マネジメントの巨人、ピーター・ドラッカーのエッセンスを集約した本(多分)。こちらも洋書で。
ビジネスの実務には疎いため共感して読めない部分も少なくないが、同時に知的好奇心を刺激される部分も多い。ドラッカーは「management」をビジネスの場だけに限定していないので、日常生活でも役に立つ部分は多いはず。英語もそれほど難しくない(ドラッカーの母国語はドイツ語)。

植田一三、妻鳥千鶴子『英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング』(ベレ出版、2004)
英検1級のバイブル本らしい。TOEFLでもスピーキングは必須なので、きっと役に立ってくれるはず。実はまだ積読状態。

清水 かつぞー『英単語ピーナツほどおいしいものはない 金メダルコース』(南雲堂、2002)
こちらも積読。Google副社長・村上式英語勉強方の紹介による。連語で覚えるというメソッドは、記憶には残りやすそう。

勝間和代『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008)
実は女性向けの本だったりする?男が読んでためにならないわけではない。むしろ将来のトレンドが分かるから、対策にもなる(?)。そりゃあ男女に共通の要素・教訓もありますから。
あと、勝間本のエッセンスもつまっている、と、著者がおっしゃっています。

小宮一慶『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008)
読書法の部分も多少ためになる。特に、意識的に読書の習慣を始めたい人にはオススメ。
だが、それ以上に、データベース的な意味での本の紹介の部分が嬉しかった。特に僕のような洋書読みを目指す者にとっては。もちろん普通の和書読みの人にも、いい本がたくさん紹介されているのでおすすめできる。
ただ、ディスカヴァー社の本は、普通の新書なのに1000円するんですよね。これなんとかならないかなあ。chaboのせいか。

梨木香歩『西の魔女が死んだ』(新潮社、2001)
三省堂で、この本が平積みになっている横で流れていた映画のトレーラーが良かったので衝動買い。
新しい本かと思ったら2001年出版で、しかも我が家にあったというオチ。まだ読んでいない。

トニー・ブザン『ザ・マインドマップ』(ダイヤモンド社、2005)
ベストセラーな割には、うーん、どうなんだろう、という部分が拭えない気がする。
値段の割に内容が薄い。個人的にはPCでMMが作れればそれでよし。

夏休みにしてはちょっと少ないが、まあインターンもあったし、何よりもまだ9月終わってないしね。

2008年8月31日日曜日

今月の本・2008/8

夏休みなのでちょっと多目か、そんなこともないか。
というわけで『今月の本』。



川端裕人『The S.O.U.P.』(角川文庫、2004)
ネットの海から生命体が誕生して世界を混乱させる・・・・と書くと、攻殻機動隊を思い出すが、それほどサイバーパンクではない。
あんなにハイスペック要求するゲームがベストセラーになるのかよー!というツッコミはなしで、そこそこ面白い。SFサスペンス。

中井拓志『アリス―Alice in the right hemisphere』(角川書店、2003)
とてつもない能力を持った美少女が主役の小説、というところに惹かれて買うとがっかりするはず。そういう場面はない。
が、先の読めないワクワク感がある。脳味噌に関するウンチクもなかなか。

井上夢人『オルファクトグラム(上)(下)』(講談社文庫、2005)
鼻が凄い良くなったらどーする、という話。WOWWOWドラマにもなったらしい。
犯人の設定のツメが甘いけど、それ以外はなかなかよし。

バーバラ・ミント『考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則』(ダイヤモンド社、1999)
読んだというより、途中で挫折。なぜなら日本語訳がダメダメだから。レトリカルクエスチョンとかもっと訳し方あるだろうとか思った。
原書で読んでみるか。
これを読むなら、照屋華子『ロジカル・シンキング』を読むほうがいい。10倍読みやすく、結果として5倍役に立つ。

マーク・ピーターセン『日本人の英語』(岩波書店、1988)
この人も日本語とかジョークはダメだが、まあネイティブじゃない人が日本語で書いているので仕方がない。
内容は目から鱗が落ちるレベル。TOEFLでも役に立つはず。

本田直之『レバレッジ・リーディング』(東洋経済新聞社、2006)
とりあえず本を読め、という本。読書へのインセンティブになるが、ビジネス書ばっかり読んでいて面白いんだろうかこの人は。
質・量ともに薄っぺらさが残るが、センスは感じられる。

村上憲郎『村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける』(ダイヤモンド社、2008)
この薄さ・スカスカさで1500円を取るのは、Google副社長だからできること。そうでなければ詐欺。
別の場所でも書いたが、英語の筋トレの本。英語を使う目的によっては、「技術」の本も必要。

田中開ほか『刑事訴訟法』(有斐閣、2008)
短期で読む必要があったので有斐閣アルマ。短期じゃなくてもアルマかSシリーズを買った気がしなくもないが。
刑事訴訟法の教授ぐらいは、どこの法学部にいても当たり前だよね。

Arbinger Institute編集『Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box』(Berrett-Koehler Pub、2002)
邦題は『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(大和書房、2006)で、世界規模でのベストセラーらしい。
英語の勉強を兼ねて洋書を読みまくることにしたが、この本は当たりだった。
自己啓発所の類なので難しい語彙もなく、かつ、面白くてためになるという、洋書で英語を勉強する人だけでなく、その他の人にもオススメできる。洋書はamazonで色々手に入る。

で、かったけどまだ手をつけてない本として、

トニー・ブザン『ザ・マインドマップ』(ダイヤモンド社、2005)

スティーブン・R. コヴィー『7つの習慣―成功には原則があった!』(キングベアー出版、1996)

さあて、どっちから読もうかな。

2008年7月31日木曜日

今月の本・2008/7

テストも終わったので、今月の「今月の本」。
8月1日だけど昨日付けのエントリにしておきます。


J.K.ローリング著、松岡佑子訳『ハリー・ポッターと死の秘宝』(静山社、2008)
エントリが遅れたのはこいつのせいです。
最終巻ですが、なんかここまで来ると「ハリー・ポッターが面白いから読む」というより、「これまで呼んでたから読む」というレベルに遷移してきている気がしないでもないのだが、だからといって面白くないわけでもなく、上品というか小奇麗というかまあ妥当な範囲で収まってくれたのでよかった。
そういえば映画も途中から見てないな。

東京リーガルマインドLEC総合研究所司法試験部『C‐Book 商法〈2〉手形法・小切手法・商法総則・商行為法』(東京リーガルマインド、2006)
商法のテストが持ち込み可だったこととの関係で買いました。まあそれなりに使えたのではないでしょうかと言いたいが、実際は自分の取ったノートや指定教科書の方がはるかに役に立っていたのではないかと思ったりしないでもない。

久貴忠彦ほか『家族法判例百選』(有斐閣、2002)
おなじみ(?)家族法判例百選。
一応テスト対策としてまとめてみたが、うーんどうだろう。役に立っただろうか。

マーカス バッキンガムほか『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』(日本経済新聞出版社、2001)
ストレングス・ファインダーの本。
ストレングス・ファインダーの感想はこちら。
なんというか、学生の身分では、ストレングス・ファインダー以外の部分はあまり読む価値がないと言うかなんというか。ビジネスパーソンだと違うのかな。


というわけで、こんだけぇ~?な7月分でございました。
まあ勉強してたし仕方がない(ことにしとく)。

2008年6月30日月曜日

今月の本・2008/6

最近のアタリはゴムのBRS。pixivでヤケにBRSが人気だから一度聞いてみたら意外とよかった。最近はぼからん見ていないので、この辺の話題にも疎いわけですが。


というわけで、今月の本、いってみよ→↓。


斉藤英治『王様の速読術』(ダイヤモンド社、2006)
王様の速読術のエントリに書評を書いているので、感想はそちらを参照。とりあえずいい本だ。

山川建一『「書ける人」になるブログ文章教室』(ソフトバンク新書、2006)
僕も書けるブロガーになりたいです。だけどコレだけ話題が拡散してるブログだとちょっと無理だよね。
留学生との交流ぐらいに話題を絞ればいいのかもしれないけど、そこまででもないしな。

遠藤周作『イエスの生涯』(新潮文庫、1982)
先月読んだ遠藤『死海のほとり』に続くイエス本。
しかしドイツもコイツも、なぜこの人の虜になってしまったのか。当時の感覚がよく分からないのは、現代でいう「だめんず」なイエスに、なぜ人々がついていったのか、ということ。

村上龍『五分後の世界』(幻冬舎、1997)
朝電車の中で読み始めて、病院へ行って帰ってきたら既に読み終わっていた。それぐらい人を引きつける本。そして続編の、
村上龍『ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界2』(幻冬舎、1998)
も本日購入。このエントリを書き終えたら感想エントリを上げようか上げまいか。

村上龍『共生虫』(講談社、2003)
またしても村上龍。今日買ったのでまだ読んではいない。
岩明均『寄生獣』という傑作マンガを思い出させるタイトル。

神前禎『解説 法の適用に関する通則法―新しい国際私法』(弘文堂、2006)
課題用に買ってみた本。
国際私法は興味のある学問分野ではあるのだが、なかなか手を出しにくい。
というか、国際私法の授業は開講されているんだろうか?

福永有利、井上治典『アクチュアル 民事の訴訟』(有斐閣、2005)
課題図書その2?
ストーリー仕立てで裁判のプロセスが分かる本。巻末に演習問題つき。
こういうのは主として法科大学院生が使うんだろうか。

弥永真生『リーガルマインド手形法・小切手法』(有斐閣、2007)
商法Iの教科書2冊目。薄いのに高い。
小切手も、現在は使われなくなったとか聞くけど、中小企業は使っているということか。

Gary A. Munneke『Barron's Guide to Law Schools』(Barrons Educational Series Inc、2006)
米国ローに興味がある旨を米国交換留学から帰ってきた友人に話したら、向こうで手に入れたらしく、頂くことができた。ありがとうございますありがとうございます。

Philippa Pearce『Tom's Midnight Garden』(Harpercollins Childrens Books、1992)
フィリッパ・ピアスの『トムは真夜中の庭で』原書。
英語としては美文なのかもしれないが、読んでいると眠くなる文章。
というか、「トムの真夜中の庭」を「トムは真夜中の庭で」というふうに、時間的・空間的広がりを持たせて翻訳した人って凄いと思う。あるいは日本語というのが詩的な言葉ということか。


てなもんや。
しかし今月はテストだから、もう少し専門書も読んだ方がいいのか。
4科目だけだからってマッタリしすぎてる感があるもんなあ。

2008年5月31日土曜日

今月の本・2008/5

Google翻訳がすげく進化していて、例えば日本語からアラビア語への翻訳もできるが、(في هذا الشكل.)しかし相変わらず頭悪い件。
ついでにGoogleつながりで、iGoogleのアイコン(お気に入りに追加したとき等に表示されるアレ)も刷新。今日気づいたんだけどだいぶ前から?

と、いうわけで、月末なので「今月の本」。


レイ・ブラッドベリ『何かが道をやってくる』(創元推理文庫、1982)
初版初刷は1964年なのだが、僕の持っている本の奥付を見ると、1982年34版になっている。え、34刷じゃなくて?
このあたりの仕組みはよく分からないが、まさか33回も改訂されちゃいないだろうに。
ちなみに父から借りた本で、SF。今の出版元は創元SF文庫。350ページに小さな活字で、当時は400円というオドロキの安さ。まだあまり読んでいないが、字が小さい上に昔の訳で読みにくい。
原題は『SOMETHING WICKED THIS WAY COMES』。リズムがいい。

照屋華子、岡田恵子『ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル』
勝間和代先生おすすめの本。なるほどMECEか、So what?/Why so?か。
僕は会社勤めではないので、このテのスキルはゼミか、あるいはテストの一部においてしか活用の機会が無いが(サークルで使ったら逆に嫌がられるだろうこれは)、なるほどプラクティカルなロジカルとはこういうものかと納得させられる。図や具体例などが多く、練習問題もあって分かりやすい。
MECEは「ミッシー」と読むらしいが、どうも「ミース」か「ミーチェ」に見える(どうでもいいけど)。

遠藤周作『死海のほとり』(新潮文庫、1983)
「キリスト教」はキリスト「教」ではなかった、という話。と、僕は読んだ。
話としては救いようのない鬱展開なのだけれど、ダメンズなイエスには惹かれるところがあったのか、ぐいぐい読まされた。
正直に告白すると、「やる夫がキリストになるようです。(5月31日現在3スレ目)」で薦められていたので買った。

モーティマー・J. アドラーほか著、外山滋比古ほか訳『本を読む本』(講談社学術文庫、1997)
本の読み方について書いた本。
本なんて各自の性格に一番合致した方法で読めばいいじゃないかと思うのだが、この本が言うには「シントピカル読書」こそ至高らしい。そういえばフォトリーディングのモトネタだとか言ってたかな。

Lin Lougheed『Barron's How to Prepare for the Toefl Essay: Test of English As a Foreign Language』(Barrons Educational Series Inc、2004)
TOEFLライティングの練習本。
一度受けてみたらライティングはそれほど怖くないような気がして、あまり使っていない。
問題はスピーキングだが、この本で練習した方がいいのかしらん。統合問題とかこの本じゃ対策できない気がするんだけど。

新たに読み始めたのはこの程度。
先月から読んでいて読み終えたのが、

勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』(ダイヤモンド社、2007)
この本は方法論としてだけでなく、データベースとしてもかなりの価値があると思う。
かなりの読書家である勝間先生のオススメ本がリストアップされているわけだし。

高木義人『TOEFL TEST対策 iBT英単語』(トフルゼミナール英語教育研究所、2008)
2週目突入か。

そしてまだ読み終えていない代表が、

Jay M. Feinman『Law 101』(Oxford Univ Pr、2006)
一応読む速度は早くなった感があるが、しかしまだまだ修行が足りない。
スピーキングとなると全然話せないのも問題だ。


というわけで、法学部なのに法律関係の書籍がナイというのは少々問題か。
一応民事訴訟法の教科書はツンドクしてあるんだけど、家族法や商法、民訴法の判例百選も読んだほうがいいんだろうか。

2008年4月30日水曜日

今月の本・2008/4

ヱヴァのフィルムコマのオマケは、シンジが家出から連れ戻される少し前の、途切れた高速道路の場面でした。はずれー。

さてしかし、今月はちょっとだけ本が多いような気がしないでもない。


内宮慶一『TOEFLテスト 一発で合格点を取る勉強法』(中経出版、2007)
TOEFL iBT対応のハウツー本。
2月に買った神部孝『はじめてのTOEFLテスト完全攻略』にくらべるとかなり具体的な方法が書いてあって、きっと役に立つ。やはりTOEFLはTOEICと違って本気のテストだなと感心。

高木義人『TOEFL TEST対策 iBT英単語』(トフルゼミナール英語教育研究所、2008)
かなり最近の単語帳。
これを選んだ理由は、(1)類義語が載ってる(TOEFLは類義語問題が出るんだ!)、(2)単語数が多い(5000語レベル。ターゲット1900が懐かしい!)、(3)語源で覚える点についてもカバー(かの駿台の竹岡先生も、語源の重要性を強調しておられた!)などなど。しかし単語帳の分際で700ページ近くあるとは。

斉藤兆史『英語達人塾 極めるための独習法指南』(中公新書、2003)
結構硬い英語の本。
ちなみに僕だって英語の独習については結構頑張っておって、家以外では大学の授業でしか英語の教育を受けていないけど、その間でTOEICスコアが655点から885点に上がったという。あと3問で900点。

神田昌典『図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める』(フォレスト出版、2005)
できてるような、できてないような。おそらく「できてる」と思い込むことが大事。
フォトリーディングとミキプルーンは宗教。信じるものこそ救われる。

苅谷剛彦『いまこの国で大人になるということ』(紀伊國屋書店、2006)
まあ悪くない。著者も結構有名な人が多いし。
ただ、ここまでアカデミックな人だけで固めてしまうのはいかがなものか。分野は違えどほぼ全員が大学関係者って、ちょっと偏りすぎていませんか。
アーティストや小説家、バリバリのビジネスパーソンなんかにもご登場いただくといいと思うんだぜ。たとえば・・・

勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』(ダイヤモンド社、2007)
出ましたスーパーウーマン。朝日新聞土曜版でもおなじみの勝間先生。
兄貴の悪口か精神論ばっか語ってる藤巻(弟)のコラムよりも、この人が藤巻(兄)の横に書いてたときのほうが面白かった(弟もつまらなくはないんだが)。まあ新連載始まったし、今はそっちが楽しみ。
自分自身読むのは初めてだけど、結構この本の内容を実践できてるような気がする(コンセプト的なレベルで)。

苅谷剛彦『知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ』(講談社、2002)
なぜか生協の書籍でイヤに薦められてる本。
本来こういうハウツー本は好きではないのだが、あまりにもいつでも平積みなので買ってみた。
結論。やっぱり嫌いだ。これは。
なんというか、なぜ「理論的に考えよう」、「何事も疑おう」という言葉はこれほどまでに醜くいやらしく聞こえるのか。
上から目線すぎるのか、「何事も疑え」と教えつつ「『何事も疑え』と言っている私を疑うな」と言っているからなのか。「何事も疑え」と教えること自体矛盾していないか。

Jay M. Feinman『Law 101』(Oxford Univ Pr、2006)
Nicholas Mcbride『Letters to a Law Student』の後釜として買った英語の本。
101は「入門」という意味らしい。
しかし英語は情報量が多いし、なにより英語なので、1ページ読むのに平均15分かかる。これを5分に短縮できれば怖いものはないんだが。

弥永真生『リーガルマインド 商法総則・商行為法』(有斐閣、2006)
189ページ2000円。異色な法律教科書。
てか最近英語ばっかで法律の勉強がおろそかな気がしなくもないな。

ちなみに僕が読んでる本、読みたい本の近況はStack Stock Booksからご覧いただけます。

2008年3月31日月曜日

今月の本・2008/3

この「本を読まなさ加減」というものに、そろそろ反省すべき時期が来ているのかもしれない。
この読まなさ加減を克服するため、Stack Stock Booksという「読書管理システム(?)」に登録してみた。以外に面白い。
「そういやこの本読んでないな、読まねば」という自戒を呼び覚ますためにも、積読(ツンドク)リーダーには重宝するアイテムかも。

というわけで、数は読んでないけど、以下、「今月の本」。リンク先はアフィリエイトじゃなくて書評エントリね。


村上龍『半島を出よ』(幻冬舎文庫、2007)
台湾旅行中に読んだ。やはりテロテロ坊主が印象深い。
どうでもいいけど、長澤まさみって幻冬舎のキャラじゃないよね。明らかに小学館とかの方が似合う。幻冬舎の広告塔に女優を起用するなら、戸田恵梨香を選ぶかな。

貴志祐介『新世界より』(講談社、2008)
講談社の広告に起用するならガッキーだろうか。上戸彩とかでもいいかもしれない。
映画業界は『リアル鬼ごっこ』よりも『半島を出よ』や『新世界より』を映画化すべき。

伊坂幸太郎『死神の精度』(文藝春秋、2005)
リンク先は映画評エントリだけど。久しぶりに引っ張り出してきた。ちなみに最初に読んだ伊坂作品でもある。文庫化もされたようで、皆さんのとこにも死神が行きますように。

ベルナール・ル・ボヴィエ・ド・フォントネル著、赤木昭三 訳『世界の複数性についての対話』(工作舎、1992)
著者の本名を載せる必要性もそれほどないのだが、いわゆるひとつのSEO対策ってヤツだろうか。
プルタルコス、キケロ、ルキアノスらに始まり、ガリレオ、コペルニクスを経てこの本に至り、スウィフトやジュール・ヴェルヌ、カントらを経由して現代コスモロジー、現代神秘主義、現代SFに到達する、いわゆる『複数世界論』のベストセラー。要するに、宗教的に否定されていた宇宙人だの別世界だのの存在を肯定し、周知せしめるための本、なのか。
巻末の『複数世界論の系譜』がなかなか面白い。

Nicholas J. McBride『Letters to a Law Student』(PEARSON Longman、2007)
「春休み中に読む」ということを目標に、前々から読み進めている英国法の入門書。
とはいえ、なかなか進まず、ギリギリ春休み終わりごろに読めるのではないかというペース。
4月半ばまで春休みがあることに感謝せねば。

名越健郎『ジョークで読む国際政治』(新潮新書、2008)
このテの本はしばしば読むので、アネクドートも途中まで読めばある程度オチが分かるようになってきてしまった。未だ言えるようにはなっていないが。
英語でよければPolish Jokeなんてのを見つけましたけど。興味のある人は英語で探してみると、きっと色々出てくるんじゃないだろうか。
例えばこことか。

最後に、リンク先からアネクドートを一つ訳して終わりにしたいと思います。(一番上に出てたやつを選びました)

3人の男と1人の女が一緒に野球を見ていた。
女が野球についてあまりに詳しいので、感心した男は「なんでそんなに野球に詳しいんだい?」と聞いた。
彼女は、こう言った。
「性転換手術を受ける前は男だったもの。」
手術について好奇心を持った1人の男が聞いた。
「それ、何が一番痛かった?やっぱりナニをカットするトコかい?」
「それも確かに痛いけど、一番痛いトコではないわ。」
もう一人の男が聞いた。
「すると、やっぱりタマをカットするトコかな?」
「それも確かに痛いけど、やはり一番痛いトコではないわ。」
残った一人の男が聞いた。
「じゃあ一番痛いのは何なんだい?」
「女だからって、賃金を半分にカットされたトコね。」


悪訳申し訳ない。日本語にしてもニュアンスが伝わるように努めたつもりなんだけど、裏目に出てしまったかも。

2008年2月29日金曜日

今月の本・2008/2

11月末から3ヶ月ぶりの「今月の本」です。
お久しぶりなわりにそれほど読んでいるわけでもなかったり・・・

それにしても2月29日付のエントリなんて、リアルタイムだと4年に1度しか書く機会が無いんだよな、これが。


雫井修介『犯人に告ぐ』(双葉文庫、2007)
ハードボイルドというのか刑事モノというのか、このテの小説はあまり読まないので感想書くの難しいのですが(よってエントリも立ててない)、しかし巻島さんカッコいいですね。
トヨエツさんの映画版も見てみたかったのですが、いつの間にか上映が終わっていたという。残念。

佐藤賢一『カポネ』(角川書店、2005)
惣領冬実『チェーザレ 破壊の創造者』(KCデラックス、2007)
この2作については、以前書評カテゴリ内にエントリを立てたので、ここで重ねて感想を書くのはやめときます。当該エントリへは書名のリンクから飛べます。

Nicholas J. McBride『Letters to a Law Student』(PEARSON Longman、2007)
1日に0.5~1章ずつ読んでいる英国法の入門書。英語なのでなかなか進まない。
しかしようやく5分の2くらいは読み終えて、そろそろ内容も応用的なものになってきた気がします。

村上龍『半島を出よ』(幻冬舎文庫、2007)
話題作だったのでいつかは読みたいと思っていたものの、なかなか機会がなく読めなかった一冊。
春休みなので買ってきました。
なんか混迷している日本をみるとこういう事件も本当に起こりそうで怖い。
ちなみに「日本が侵略されたのは元寇だけ」みたいな記述が見られるが、他の侵略に「刀伊の入寇」というのがある。まあこちらは国が主体ではないし、征服しに来たわけでもないのだが。

神部孝『はじめてのTOEFLテスト完全攻略』(アルク、2007)
TOEFLも受けてみるべ、ということで買ってきた攻略本。
いまだ全然読んでいない。

山岡永知・坂本力也『米国ロースクール留学』(三修社、2005?)
アメリカのロースクールについてまとめた本。
LSAT(米国ロースクール適正試験)のサンプルや米国ローの主要40校のリストなどが載っていて、見るだけでも面白い。

阿川尚之『アメリカン・ロイヤーの誕生』(中公新書、2006)
とはいえ、初版は1986年で、僕が生まれる前なんですよね。
Up-to-dateな情報ではないかもしれないけど、体験記としては読んでいて面白い一冊。
しかし学部卒で留学する人の参考になるかというと、著者はソニーから留学しているので、そうでもない。

床谷文雄ほか『民法7 親族・相続』(有斐閣アルマ、2007)
有斐閣アルマの教科書は、専門書にしてはコンパクトで、たとえば一通り熟読したあと、電車の中でサラッと読んだりするのに適しているから好き。値段も他に比べて高くないしね。
しかし家族法は財産法に比べると刺激にかけるというか、あまり惹かれる部分がない。なんでだろう。

裁判所職員総合研修所『民事訴訟法講義案』(司法協会、2007)
民事訴訟法の教科書はこれを選んでみました。
しかし、A4でソフトカバー、注釈が滅茶苦茶多い(ページの下7割を占拠する場合も)等々、なんか今まで使ってきた教科書のイメージとかなりかけ離れております。
というか、民事訴訟法の教科書は高い。4000~5000円のものばかり。

『地球の歩き方ポケット 台北』(ダイヤモンド社、2007)
というわけで、3月4日~7日、台北へ行ってまいります。
また携帯から更新するかもしれませんので、そのときはヨロシクお願いします。

2007年11月30日金曜日

今月の本・2007/11

ゴルスラについて書いたエントリがいきなり人気のようです。
もはや書評・映画評サイトになりつつあるのでは、などと思う今日この頃。

と、いうわけで「今月の本」11月分。『ウェブ時代をゆく』の完結編感想はもうすぐ書きます。


梅田望夫『ウェブ時代をゆく』(2007年、ちくま新書)
感想はこちらとこちら。まだ続きます。

芝原邦爾・西田典之・山口厚 編『刑法判例百選II』(2003年、有斐閣)
2月ごろにあると予想されるテスト前までに読み終えたい。
100選のクセに120近い判例が載っているわけだから、つまりは1日に2つ以上読まないと読み終えられない。あとで復習したり、途中手を抜いたりしてしまうことを考えると、1日4つはいきたいところ。
しかし各論の論点って多すぎやしないか。

内田貴『民法III 債権総論・担保物件』(2005年、東京大学出版会)
こちらはテスト前までに担保物件以外を読み終えたいところ。
しかしこの分野はここ2~3年でかなり変わったんだなあという印象。(利息制限法・出資法・貸金業規制法関係の判例、担保不動産収益執行など)そろそろ新しいのが出るのだろうか。

伊坂幸太郎・斉藤和義『絆のはなし』(2007年、講談社)
感想はこちら。
『ゴールデンスランバー』制作秘話も載ってるんだね、そういえば。

伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』(2007年、新潮社)
感想はこちら。
最近の注目エントリ。ここ1ヶ月はこのエントリでページビュー稼ぎます。

どうでもいいけど本棚をあさっていたら出てきたのが
原倫太郎・原游『匂いをかがれるかぐや姫~日本昔話Remix~』(2006年、マガジンハウス)
昔話をウェブで翻訳→再翻訳して、カオスになった絵本。
Excite翻訳自重。と、言いたくなる。
ちなみにタイトルは、かぐや姫→「As soon as it smelled, Princess」→「匂いをかがれる(や否や)・・・」という意味。

なんか冊数すくねえなあと思ったら、今月はゼミ発表でした、と、言い訳。
大学生なんだからもっと読まねばと痛感するところではあるのです。はい。

2007年10月31日水曜日

今月の本・2007/10

久々にこの企画。
先月は色々あって書けなかったため、ここ2か月分のおさらい、ということで。
いつもの通り最新版の出版年数を書いておくので、第何版と言うのはそのあたりからご推測を。


奥田英朗『イン・ザ・プール』(文藝春秋、2006)
実はオダギリジョー出演で映画化もされている(そちらの方が有名なのか?)、イミフでヲタな神経科医が社会の病理を受け流す一作。僕らはみんな病んでいる、病んでいるから笑うんだ。いや、そうでもないか。

高野秀行『アヘン王国潜入記』(集英社文庫、2007)
今話題のミャンマーの、しかも世界最大の麻薬生産地への潜入を綴ったルポルタージュ。世界最大の麻薬生産地と、そこを牛耳る人たちは、以外にも普通だった?!別れの言葉が涙を誘う、笑うに笑えぬ潜入記。
いや、ミャンマーからの留学生って大学に結構いるんじゃなかったっけ?

西垣通『ウェブ社会をどう生きるか』(岩波新書、2007)
リバタリアニズム的なネット感が蔓延し、そこで汚染される人々が増殖する中で、なんとか人間性を取り戻そうとする健気なおじい様の物語、ということでいいでしょうか。
結局言いたいのは「梅田望夫は詐欺師であり『ウェブ進化論』は欺瞞である」ということに尽きてるわけですが、「真の情報学的転回」とか「一神教の呪縛」とか「ハイパー多極分散」とか、トンデモとは言わないまでも、このテの本にありがちなパターン。もう少し的を絞った方がいいのでは。

酒井陸三『ロシアン・ジョーク』(学研新書、2007)
この本の中で紹介されているロシアの現実というのはおそらく本当で、本当ならば驚嘆すべき事柄なのではあるが、作者の文章センスというか「ジョーク本に要求されている文を書く力」は皆無。折角いい題材なのに、なんとなく「イタイ」系。本当はお堅いジャーナリストなのだ、仕方がない。

松井芳郎ほか『国際法』(有斐閣S、2007)
(教科書なので)つまらないですよ、と国際法担当の先生がおっしゃっていたものの、意外とそんなこともない。法学部生の間では国際法はどちらかといえばマイナーな科目だが、実は結構大事なんじゃないかと思ったり。(授業中ほとんど寝てるから埋め合わせのために読んでるなんてとてもかけないよねえ)

大屋雄裕『自由とは何か―監視社会と「個人」の消滅』(ちくま新書、2007)
ネットでも人気(?)のおおや先生の新刊。現在この本を紛失してしまったので詳しいことは確認できないのだが、「アーキテクチャ」というのの定義をもっとしっかりしとかないと何でもアーキテクチャとなり得たりして困ってしまうんじゃないかなあ。
ちなみにおおや先生のブログはこちら(おおやにき)。

リリー・フランキー『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社、2005)
こちらのエントリで劇ホメした映画の原作。先月の修行中に暇な時間ができたので一気に読んだ。ハッキリ言ってあれだけ感動した映画版より更に感動。10年ぶりぐらいに本で泣いた。200万部も伊達じゃない。ちなみに僕の持っているのは第28刷。映画版DVDも買わねば。

なんだかヤケに少ない気がするけれど、まあ内田貴『民法II』をガシガシ読んでもいたので、そこまででもないはず。もうすぐ西田典之『刑法各論』も読み始める予定だし。

ちなみに、今日の天声人語の書き出し、「儀式」とかかなり捏造の臭いがするのだが、いかがなもんだろうか。

2007年8月31日金曜日

今月の本・2007/8

なにとはなしに今月読んだ、あるいは読んでいる本をリストアップしてみる。(出版年書いておいたので第何版というのは略した。月末企画。4月分、5月分、6月分)
なお、テスト期間だったため7月分はアップされていない。


森博嗣『スカイ・クロラ』(中公文庫、2004)
森博嗣『ナ・バ・テア』(中公文庫、2005)
森博嗣『ダウン・ツ・ヘヴン』(中公文庫、2006)
押井守によって映画化されるという噂を聞き、じゃあ原作読んどこうということで買ってきた。
確かこの3作に『フラッタ・リンツ・ライフ』と『クレィドゥ・ザ・スカイ』の2作を加えて計5部作編成だったはずだが、押井映画ではどこがどうなるのか。
これら3作の感想としては、「ストーリーよりもその世界(雰囲気?)に陶酔してしまう」感じ。そこが森作品の憎いところでもある。
押井監督は『攻殻機動隊(GIS)』や『イノセンス』でもそうだったが、原作のストーリーというより世界観を利用して撮ってる気がするし、森博嗣と相性がいいんじゃないだろうか。

福岡伸一『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書、2007)
以前こちらで書評を書いた。
今友人に貸していて手元に無いのだが、やはりこの手の理系の本は読んでいて面白い。
大学の法学部で勉強して、高校の科目名でいうところの「物理」とか「化学」といった世界の出来事とは無縁になってしまったため、やはり新鮮味があるのだろう。
読んで、例えば法律学・政治学との類似点・相違点を考えるのもまた楽しいし。
そういえば「(書評の)続きを書く」というようなことを言っておいて、まだ書いていない。書かねば。

『地球の歩き方 中欧』(ダイヤモンド・ビッグ社、2007)
ポーランドからマケドニアまで、計13カ国をカバーした一冊。
9月中旬からの中欧周遊に使用する予定です。
中欧という地域は観光のメジャースポットではないものの、見所は多そう。ただ、写真等を見るかぎり、料理は期待薄。

新規読みはじめの本がこれだけ、ってかなり少ない月だなあと思ったら、ウズベキスタンの学生との交流セミナーがあったり、緊縮財政を敷いたために本を買うまで手が回らなかったりと、色々理由はあったのでした。

しかし、リリー・フランキーの『東京タワー オカンと(以下略)』や、高野秀行の『アヘン王国潜入記』、何故かある『ゲーム理論入門』等、「買っても読んでいない本」がまだあるから、今後はそれらを消化していきます。

2007年6月30日土曜日

今月の本・2007/6

なにとはなしに今月読んだ、あるいは読んでいる本をリストアップしてみる。(出版年書いておいたので第何版というのは略した。月末企画。4月分&5月分)
なお、本日は所属ゼミの「男だけ飲み会」だったため、6月30日付のエントリとしてアップするが、閲覧できるのは7月1日になる。


田中成明ほか『法思想史』(有斐閣Sシリーズ、2007)
講義「法思想史」の参考書として。著名な法哲学者たちの主張をコンパクトにまとめた一冊。羅列的なため、参考書としてはいいかもしれないが、読んでいて面白みに欠ける。

愛敬浩二『改憲問題』(ちくま新書、2006)
9条護憲派の立場から、改憲派の主張に異議を唱える本。考えさせられる内容で、憲法問題に対してスタンスが違う人に対してもお薦めできる。だが、扱う問題が新書にしては大きすぎたのか、やや早足で議論を進めるのが気になる。

伊藤真『試験対策講座6 刑法総論』(弘文堂、2007)
一番最初にクル刑法の試験対策として。「社会的相当性」とかいうエラそうな価値観よりも罪刑法定主義を重視したい自分としては結果無価値で答案を書きたいのだが、この本は行為無価値の構成で、なかなか使いづらい一面無きにしも非ず。

村上政博『独占禁止法-公正な競争のためのルール-』(岩波新書、2005)
某課題図書。競争法をめぐる各国情勢や、著者が公正取引委員会で過ごして感じた事柄などが淡々と書き連ねられている。まだ20数ページしか読んでいないが、読書中はその淡々さ加減に僕のテンションが著しく低下する。

佐藤賢一『剣闘士スパルタクス』(中公文庫、2007)
書評はこちらで書いたので略す。
リンク先にも書いたが、同著者の『カポネ』と『カエサルを撃て』も読みたい。しかしテストも近いしレポートも多いし、読んでる時間がない。

『地球の歩き方 エジプト』(ダイヤモンド・ビッグ社、2006)
9月下旬にエジプトへ行くつもりで買ったが、その時期はラマダンなので、行き先を変更したため(どこに行くのかはそのうち通知します)、結局使わなくなった一冊。しかしこういうのは読んでて面白い。特に料理紹介。

なお、これらは「今月読み始めた本」であり、「先月以前から継続して読んでいる本」は書かれていない。

2007年5月31日木曜日

今月の本・2007/5

なにとはなしに今月読んだ、あるいは読んでいる本をリストアップしてみる。(出版年書いておいたので第何版というのは略した。月末企画にする予定。先月分はこちら。)


永井均『これがニーチェだ』(講談社現代新書、1998)
永井均『ウィトゲンシュタイン入門』(ちくま新書、1995)
同一の著者が異なる哲学者を描いた2冊。微妙にリンクしている部分もあって興味深い。
『これがニーチェだ』は結構スラスラと読めるのに対し、『ウィトゲンシュタイン入門』は中盤からワケがわからなくなって、一時休止しようかと思っている。ワケがわからなくなった理由は、『ウィトゲンシュタイン入門』によれば、僕のリテラシーが低いのではなく、僕がウィトゲンシュタインと同じ問題を共有していないかららしい。しかしこういう理論によって自らの弱さを隠すのは、ニーチェによれば「弱者の持つ力への意思」とでもなろうか。嗚呼。

山口厚『刑法総論』(有斐閣、2007)
先月は大谷刑法だったのだが、今月は何故か山口。しかも大谷読み終わってない。こちらの教科書に準拠して授業が進むから仕方がないのである。しかし大屋先生に比べて山口先生の方が読みやすい。しかし刑法の教科書は、他説の教科書への参照先が過剰に掲載されていて見づらい。研究所ならわかるが、学生向けの基本教科書にアレだけ参照先を載せる意味がどれだけあるのか、僕にはよく分からない。(大谷先生のように学生向け教科書を別に出している人は特に)
また、刑法といえば
伊藤真『試験対策講座6 刑法総論』(弘文堂、2001)
も今日買ってきた。シケタイというヤツである。シケタイはCブックにくらべて高くて薄いのだが、刑法の場合Cブックのように二元論だけ(または結果無価値だけ)で書かれているわけではなさそうだし、刑法以外にも勉強しなければいけないことは多いのでこちらを選んだ。しかし何でこんなに高いんだ。

水谷雅彦、吉田純、服部高宏 ほか『岩波 応用倫理学講義3 情報』(岩波書店、2005年)
本田弘 編著『シリーズ日本の政治 第3巻 現代日本の行政と地方自治』(法律文化社、2006年)
斉藤貴男「住基ネットの<真実>を暴く 管理・監視社会に抗して」『岩波ブックレット』681号(岩波書店、2006年)
デイヴィッド・ライアン著、清水知子 訳『9・11以後の監視』(明石書店、2004)
政治学原論課題レポート、『電子政府とその課題』用の図書。大学中央図書館で借りてきた。一番上の『応用倫理学講義』はなかなか面白い。ナルホド、とうならせられる記述も多い。しかし表紙がヤケに不気味。

梅田望夫『フューチャリスト宣言』(ちくま新書、2007)
この本についてはこちらとこちらでレビューしたので詳細は略す。

明日は佐藤賢一『スパルタクス』が手に入る予定。佐藤氏の歴史人物描写は秀逸なので楽しみ。スパルタクスの乱という設定もドラマティックだし。


2007年4月30日月曜日

読んでる本

なにとはなしに現在読んでいる本をリストアップしてみる。(出版年書いておいたので第何版というのは略した)


内田貴『民法II 債権各論』(東京大学出版会、2006)
有名な民法の教科書。来期の予習というかたちで。

星野英一 ほか編『別冊ジュリスト 民法判例百選I 総則・物権』(有斐閣、2005)
読んでいるのは今期配当されている物権部分の判例。

大谷實『刑法総論』(成文堂、2006)
本当は一ヶ月前に読み終わっている計画だったのだが・・・・

西田典之 ほか『判例刑法総論』(有斐閣、2006)
授業の予習として読む範囲が指定されるのだが、なかなか面倒。むしろ復習として読んだほうが理解が促進される気が。

加茂利男 ほか『現代政治学』(有斐閣アルマ、2003)
政治学の教科書としてはオススメらしい。確かに読みやすい。

堀部政男 編著『インターネット社会と法』(新世社、2006)
梅田望夫『ウェブ進化論 ---本当の大変化はこれから始まる』(ちくま新書、2006)
櫻井よしこ ほか『「住基ネット」とは何か?』(明石書店、2002)
政治学原論レポート用の本。しかし櫻井氏のはミスチョイスだった感が。古い本だし(それだけが理由ではないけれど)。

石川達三『青春の蹉跌』(新潮文庫、1971)
なんとなく。あまり読んでいない。(上の方の本が優先されて読まれているので)

リリー・フランキー『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社、2005)
映画がよかったので買ったが、やっぱりあまり読んでいない。