2007年4月24日火曜日

東京タワー

別記事で書こうと思っているのだが、最近色々な分野の色々な本をパラレルに読んでいるため、なかなかブログを更新する時間もない。
さらに凄惨なことに、インプット作業だけならまだしも、本ブログを含めたアウトプット作業も結構貯まっていて、なんかザリガニ釣りでもしたい気分である。(しかし大学教員なんかになるとコレに講義や事務が加わって・・・授業で愚痴るのも分かる気がする。まあ現在バイトしてないのがせめてもの救いだろう)

さて、そんな忙しい(?)生活をおくっている中で、心癒される映画が。
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』。観てない人は今週中に行くように。


さて、本日はこの映画を、以下の3つの論点から検討していきたいと思う。
  1. 映画の内容
  2. 速水もこみち主演のテレビ版との比較
  3. パンフレット(700円)

まず第一点目の内容について。
ご存知の方も多いだろうが、この映画はリリー・フランキー著の同名小説が原作となっている。この原作、昨日の昼に生協書籍部で買ってきてまだ読んでいないが、220万部を売った大ベストセラーらしい。しかも449ページ。読むのが楽しみである(が、前述の理由でなかなか読めない)。
んで、映画そのものの内容についてだが、これはかなり良かった。
オダギリジョーも樹木希林親子も松たか子も小林薫も、とにかく主演俳優陣はいい味出してたし、チョイ役に人気女優M・AやK・K、俳優からはN・TやE・Aを登用するなどの遊び心も一杯であった。
撮影・演出の面では少々狙いすぎの感も否めないが、まあ感動モノ映画においてはそういうのも重要だし、大きな減点対象ではない。BGMも良かったしエンディングテーマ「東京にもあったんだ」もジンワリきた。
結局どういう映画なのかというと、はじめから終わりまで一貫してジワジワと感動を染み込ませた力作、といったところだろうか。例えばセカチューの「助けてください!」シーンのように、「ここが山場の感動スポット」というのはあまりなく、好きなシーンについては各人で意見の分かれるところだろう。
100点満点中だと87点くらい。極端すぎる人物描写とくぐもった声(映画館のせいかもしれない)でちょっと減点。
それにしても公式サイトの「撮影日誌」、オダギリジョーの俳優としての凄さが垣間見える。気がする。

2点目。テレビドラマ版との比較。
こういうことを論点に挙げるとテレビ版見てたのかと推定されるんだろうが、一分も見ていない
それでも「ボク」を演じた二人の俳優、すなわちオダギリジョーと速水もこみち、のどちらが「ボク」役に適しているかは、周りのデータを比較することでなんとなく分かる。
まず、もこみちの方だが、彼が「ボク」を演じる際のインタビュー記事がこちら
一方、ここで掲載はできないが、オダギリジョーがこの映画のパンフレットに寄せているポエム(?)から、彼の映画への思いをうかがい知ることができる。
もこみちファンの方には言っちゃなんだが、作品に寄せる感覚-自らの「オカン」との関係も含めて-内容は雲泥の差。オダギリ完勝である。
まあ俳優とタレントの差なんでしょうかね。

3点目。パンフレット(700円)。
頁数にして100ページを超える超大作パンフ。であるにもかかわらず700円という普通の値段。紙質は悪いが、それほど気になるわけではない。むしろ、柔らかめの紙は本作のイメージに適合的。
それにしてもパンフレットで100ページを超えるものを作るとなると、写真をいくら多く入れても限界があるわけで、その分は誰かに委託する文章ですまさねばならない。コストパフォーマンスが極端に気になるパンフである。
コンテンツは、先ほども挙げた小田切氏の秀逸な寄稿は必読であるし、後ろのほうはチョイ役図鑑で、「ああ、この人がこんなところに」と驚くかも。テキスト担当は『おでんくん』の脚本を担当されてる方らしい。
まあ僕としては700円のところを1200円でも買いかな、と思ってるくらいの力作パンフなので、観に行かれる方はぜひどうぞ。

なんか『東京タワー』礼賛記事になってしまったが、ホントいい作品だと思うのである。
疲弊した心理状態が和み系映画を求めているのかもしれないが。

1 コメント:

くら さんのコメント...

こーすけさんのお勧めか、見るしかないな。
ただ近くに映画館がない、、、、。