2008年9月23日火曜日

今月の本・2008/9

2週間ほどインターンシップしてきました。
ネットで多様な情報が手に入るようになった(いわゆる「知のコモディティなんとか」な)時代だからこそ、実際に受け入れ先に迷惑をかけて研修させてもらうことは、他との差別化に大きな貢献をしてくれるはずだと信じています。」と某所に書いたら、なかなか肯定的な意見をいくつかいただきました。ですよね。

というわけで、今月の本。今月末は用事があるので先払いで。



Arbinger Institute編集『The Anatomy of Peace: Resolving the Heart of Conflict』(Berrett-Koehler Pub、2008)
先月のこの欄で紹介した『Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box』の続編(話としては前日談になる)。
2日で人生が変わる「箱」の法則』として和訳出版もされている。
内容としては、『Leadership』よりも多少踏み込んで書いてあるため、『Leadership』を先に読むことをおすすめするが、必ずではない。
英語の難易度もそれほど高くないので、自己啓発の実益と英語勉強の実益を兼ねて読むのもいいと思う。

Peter Ferdinand Drucker『The Essential Drucker』(Harpercollins、2008)
マネジメントの巨人、ピーター・ドラッカーのエッセンスを集約した本(多分)。こちらも洋書で。
ビジネスの実務には疎いため共感して読めない部分も少なくないが、同時に知的好奇心を刺激される部分も多い。ドラッカーは「management」をビジネスの場だけに限定していないので、日常生活でも役に立つ部分は多いはず。英語もそれほど難しくない(ドラッカーの母国語はドイツ語)。

植田一三、妻鳥千鶴子『英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング』(ベレ出版、2004)
英検1級のバイブル本らしい。TOEFLでもスピーキングは必須なので、きっと役に立ってくれるはず。実はまだ積読状態。

清水 かつぞー『英単語ピーナツほどおいしいものはない 金メダルコース』(南雲堂、2002)
こちらも積読。Google副社長・村上式英語勉強方の紹介による。連語で覚えるというメソッドは、記憶には残りやすそう。

勝間和代『勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008)
実は女性向けの本だったりする?男が読んでためにならないわけではない。むしろ将来のトレンドが分かるから、対策にもなる(?)。そりゃあ男女に共通の要素・教訓もありますから。
あと、勝間本のエッセンスもつまっている、と、著者がおっしゃっています。

小宮一慶『ビジネスマンのための「読書力」養成講座』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008)
読書法の部分も多少ためになる。特に、意識的に読書の習慣を始めたい人にはオススメ。
だが、それ以上に、データベース的な意味での本の紹介の部分が嬉しかった。特に僕のような洋書読みを目指す者にとっては。もちろん普通の和書読みの人にも、いい本がたくさん紹介されているのでおすすめできる。
ただ、ディスカヴァー社の本は、普通の新書なのに1000円するんですよね。これなんとかならないかなあ。chaboのせいか。

梨木香歩『西の魔女が死んだ』(新潮社、2001)
三省堂で、この本が平積みになっている横で流れていた映画のトレーラーが良かったので衝動買い。
新しい本かと思ったら2001年出版で、しかも我が家にあったというオチ。まだ読んでいない。

トニー・ブザン『ザ・マインドマップ』(ダイヤモンド社、2005)
ベストセラーな割には、うーん、どうなんだろう、という部分が拭えない気がする。
値段の割に内容が薄い。個人的にはPCでMMが作れればそれでよし。

夏休みにしてはちょっと少ないが、まあインターンもあったし、何よりもまだ9月終わってないしね。

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