2007年11月3日土曜日

Facebook

※Facebookユーザーの方へ
このエントリは、僕のブログ『一法律学徒の手記』にて書かれたものをFacebookの機能を使ってインポートしているものです。Facebookで公開されているのにそれを前提としない表現が使われているとしたら、おそらくそのせいです。


アメリカ発のSNSであるFacebookが今、熱い。
SNSといえば、今までは「インターネットの保守回帰」であり、インターネットの利点であるオープン性を排除し外部(主として検索エンジンのクローラー)との交流を絶つことで、なんか仲間内でヌクヌクとやっており、まあ時代遅れだけどオメデタイですなあ、ぐらいにしか見ておらず、アカウントさえ持っていなかったが、どうもFacebookにはこの理解は当てはまらないらしい。


Facebookが何か、ということについてはwikipediaの記事を参照していただくとして、Facebookの凄いところを列挙すると、まあ次のようになる。
第一に、公用語(?)が英語なのでコミュニティーもインターナショナルでいい感じであること。
第二に、プロフィールページのカスタマイズ性が格段に高く、ガジェットも充実していること。
第三、その他色々。

まず第一の英語についてだが、これはSNSを「内輪のアイテム」、すなわち現実のコミュニケーションの補完的役割をになうものとして理解している人にとってはあまり大きな意味をなさないかもしれない。
しかし例えば海外に外国人の友達がいて、しかも英語しか話さず、せっかく作ったコネクションを無駄にはしたくないけどしかし英語でメール書くのも面倒だよねえ、という場合、Facebookで友達登録しておけばお互いに一応の動向がわかる(かもしれない)し、連絡を取る際もメールよりお手軽な手段が色々用意されている。
現に、2007年11月4日現在、friends登録されているのは台湾人2人、カンボジア人1人、ウズベキスタン人1人(全員母国に在住)であり、日本人はいない。
他にもトルコ人、ベトナム人、モンゴル人等の招待を画策しており、数十カ国とは言わないまでも十数カ国にはわたる友人網を作りたい。

また、システムの設計として各個人情報について比較的オープンなスタンスが取られているのも、おそらく特徴の一つ。
例えば、多くの日本人は嫌がるかもしれないが、同じNetwork(原則として国。僕の場合はJapanというネットワークに所属。無所属も可)に所属している人のProfileは自由に見られる。
この意味で、「比較的外部に対してオープンなSNSのネットワーク(Inter Open-SNS)」とも呼べるだろう。
「保守回帰とは呼べないかもしれない」というのはこの趣旨である。

第二のカスタマイズ性についてだが、Facebookではユーザー(Facebookの運営者ではないのが一つのミソだろう)によって作成されたガジェット(ブログパーツを想像してもらうといい)を自分のプロフィールページに自由に貼り付けることができる。
僕なんかはウサギを飼っており、プロフィールページを見に来た友達にかわいがってもらっている。
もちろん、このようなFor Funなガジェットだけではなく、コミュニケーション促進用のガジェットも多く存在する(多数の友人に同時にメッセージを送るツールなど)

その他だが、例えば噂として某帝大がNetworkにapplyする、らしい。このNetworkとapplyという単語の意味内容は不明だが、おそらく大学のオフィシャルなネット上のコミュニティとして使用するという意味だと思われる。
また、明らかに変なユーザーが登録されているのも、見ていて面白い。例えば徳川家康さんだとか大和魂さん、本人である可能性は著しく低いだろう戸田恵梨香さんなんかも居る。

ちなみに、技術的・業界的な問題として、Googleが主導するOpen SocialとかいうSNS用APIから八分されることによってFacebookが孤立するとかそういうことが言われているが、専門家ではないので言及は避ける。
僕としては、Googleのヘヴィ・ユーザーでもあるわけだから、とりあえずFacebookとGoogleには喧嘩して欲しくないなあ、と、こう思う次第である。

0 コメント: