2007年6月14日木曜日

提出!

もうこのブログでは結構おなじみになってきたが、政治学原論レポート「電子政府とその課題」の第2章を本日、提出した。
お題が「『政治的課題』に関与しているアクターとその戦略」 という小難しいものだったし、学園祭だのチューターだので忙殺されていたので、脱稿に至るまでに少々苦戦したが、それでも政治学のレポートとしてはA+の評価を頂いた第一章よりも出来のいいものになっていると自負している。


というのも、今回のレポートには、前回よりも多分に政治的分析手段を盛り込んでみた(つもりだ)からである。
本文を読んでいない人にはなんのことやら分からないかもしれないが(このレポートは完全に書きあがったらKousuke@Portalに掲載予定である)、例えばインフラストラクチャ(基本構造、電子政府論の場合は住基ネット)をめぐる対立が統合的システム(当該レポートで言うところの電子政府)の対立をある程度規定するはず、という前提は、実はマルクス主義にいう「下部構造が上部構造を規定する」というのに一種着の想を得ている。のかな。
(※・もちろん、だからといってこのレポートがマルクス主義的な主張をしているわけではない。)

あと、第一稿ではかなり肯定的に捉えられていたはずの電子政府に対し、第二稿では結構批判的意見を盛り込んでみた。何故このような構成になっているかというと、まあ第一稿+第二稿の段階では読み手には分からないのだが、いわゆる弁証法的な論理構成を目指している。つまり、電子政府について、第一稿で肯定()、第二稿で否定()、第三稿で再検討(止揚・アウフヘーベン)して、更に結果をもう一度肯定する()ことを目論んでいるからである。

第三稿については、結論ということで自分の意見がたくさん書ける(客観的事実の重要性が一稿、二稿にくらべて低い)わけだから、事実関係調査など面倒なことが今までよりはという制限つきにせよ、少ない。まあ第一稿・第二稿が各A4で約2枚めどとされていたのに対し、第三稿はA4で4枚程度とのことだから、楽になったかといえば全然そうとは言えない訳だが。(それに、今までは提出前に連休があったけど、次は無いし。むしろテスト習慣近い)

そういうわけで、結果についてはまたそのうち。

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