2007年5月15日火曜日

ユリア伝

『真救世主伝説 北斗の拳』シリーズのテーマ曲、「Theme from Fist of the North Star ~The Road of Lords~」(こちらで試聴可能)がヤケに頭で響く。

本日は、60分なのに約6000円というハイコスト(OVAなんてそんなもんか)な『真救世主伝説 北斗の拳 ユリア伝』の鑑賞記録。


やはり、OVAとはいえ劇場版の続きなのだから、60分というのは短すぎるのではないか。
しかもその60分という時間の中に、ケンシロウvsシン、ジャギの復讐エピソード、レイの登場から死間近まで・・・等々といった北斗の名場面を多数納めるのは無理があったようで、作りとしてもかなり物足りないものがある。
石田ゆり子の声も、ユリアにしてはなんとなく老けすぎているような気がしないでもない。女優としては結構好きなのだが。

しかしやはり音楽は結構よくて、クライマックスのサウザーvsケンシロウのシーンのBGMなどは秀逸。クリスタルキングおなじみのユリアのためのテーマソング(『愛をとりもどせ!』ではない)も久しぶりに聴けてなかなか。
あ と、毎度のことながらトキがかっこいい。次のOVAは『トキ伝』だし。新映画版『真救世主伝説 北斗の拳』は今までの3作おしなべてクオリティが高くないが、それでも『トキ伝』だけはすごく楽しみである。なんたって『北斗の拳』の中で一番好きなキャ ラクターなので。製作サイドも是非この期待を裏切らないで頂きたい。
ホントよろしくお願いします。特にラオウとの対決。天翔百烈拳。今、私はあなたを超える。

しかし、この『真救世主伝説 北斗の拳』シリーズ、第一作の『ラオウ伝 殉愛の章』から第四作の『トキ伝』までで、原作コミックの1巻~16巻までの、いわゆる「ラオウ編」を(もちろん途中所々省きながら)映像化したわけである。
んで、新映画版において「修羅の国」というワードが多数出てきていることを考えると、第五作目の『ケンシロウ伝』では短くとも原作の19巻~24巻までの「修羅の国編」を扱う、ということになるはずだが、そんな長いのできるんか。もっとも、「修羅の国編」終了前後にも映画化されていない部分はあって(ケンシロウの次の北斗神拳伝承者の問題とか)、それを入れると原作部分がもっと長くなってしまう。
製作サイドの意図としてはどうなっているのか、楽しみではあるものの不思議なところである。

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