tag:blogger.com,1999:blog-65463131265769328582024-02-20T17:02:24.900+09:00一法律学徒の手記一法学部生の山あり谷あり平地ありな日々。
最近イノベーションがないです。kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.comBlogger155125tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-83361275195018951542008-10-12T17:50:00.001+09:002008-10-12T17:50:48.380+09:00移転します<p><span style="font-size:180%;"><a href="http://d.hatena.ne.jp/kousuke-i/"><strong>こちら</strong></a>に。</span></p><p>タイトルも変えてえなあ。</p>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com203tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-7320053162830000082008-10-05T18:24:00.002+09:002008-10-05T18:28:13.812+09:00ドラッカーさんこんにちは。現在のメイン読書は、Peter Ferdinand Drucker『The Essential Drucker』(Harpercollins、2003)なのであって、約1ヶ月間時々中断しつつ読み続けているのにもかかわらずまだ読めていない本なのであるが、とりあえず途中の感想を。<br /><br />(以下、別所に書いたものを転載)<br /><div class="fullpost"><br />5分の4ほど読んだ感想は(まだ膨大な著作の一部だけしか読んでいないため、真に受け取らないでいただきたいのだけれど)、Druckerの著作って「偉大な『ビジネス書』」なんじゃないか、ということ。<br />少なくとも、今僕が読んでいる『Essential Drucker』はそうだ。<br /><br />この本に記されているのは、主として「経験から導かれる成功への法則」であって、所与の前提から演繹的に導かれる類の法則の影は少し薄い。<br /><br />もちろん、演繹的な理論のつながりが皆無かというとそうでもなく、むしろ成功の法則を導いた後で、補強として演繹的な理論を用いたりもしている。<br /><br />僕がしばしば読んでいる「教科書」であるとか「体系書」であるとかと、『Essential Drucker』との違いは、前者が所与の前提から主として演繹的に理論を導いてそれを記しているのに対し、後者が(前述のように)成功の法則を、主として経験から導いている点にある。<br />そして、経験から導かれる成功の法則を書いた本を我々はなんと呼ぶかというと、「ビジネス書」である。僕がこの本を「偉大なビジネス書」と呼ぶ理由はここにある。<br />これは、一定のアカデミズムを前提とする「教科書」や「体系書」の類とは少し違う気がするのだが、どんなもんだろうか。<br /><br /><br />もしかしたらこれは「経営」という、極めてプラクティカルな領域の本であることに起因するのかもしれない。案外「経営学」というのは、理論より実践が優先されることが多いのかも。<br />こういうのは、所与のものとして種々の法律や「人権」概念が与えられ、それらを現実に適合するように理論の流れに乗せる法学をやっている人間には分かりにくいのかもね。(あるいは値等を数式に乗せる=理論メインの理系の人にも同じことが言えるのかも。)<br /><br /><br />ああ明日から授業が始まる。<br /></div><div class="readmore"><br /> <a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/10/blog-post.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br /><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-54235255454137134292008-09-23T15:01:00.003+09:002008-09-23T15:33:58.623+09:00今月の本・2008/92週間ほどインターンシップしてきました。<br />「<span style="font-style:italic;"><strong>ネットで多様な情報が手に入るようになった(いわゆる「知のコモディティなんとか」な)時代だからこそ、実際に受け入れ先に迷惑をかけて研修させてもらうことは、他との差別化に大きな貢献をしてくれるはずだと信じています。</strong></span>」と某所に書いたら、なかなか肯定的な意見をいくつかいただきました。ですよね。<br /><br />というわけで、今月の本。今月末は用事があるので先払いで。<br /><div class="fullpost"><br /><br />Arbinger Institute編集『<span style="font-weight:bold;">The Anatomy of Peace: Resolving the Heart of Conflict</span>』(Berrett-Koehler Pub、2008)<br /><span style="font-weight:bold;"><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/08/20088.html">先月のこの欄</a></span>で紹介した『<span style="font-weight:bold;">Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box</span>』の続編(話としては前日談になる)。<br />『<span style="font-weight:bold;">2日で人生が変わる「箱」の法則</span>』として和訳出版もされている。<br />内容としては、『Leadership』よりも多少踏み込んで書いてあるため、『Leadership』を先に読むことをおすすめするが、必ずではない。<br />英語の難易度もそれほど高くないので、自己啓発の実益と英語勉強の実益を兼ねて読むのもいいと思う。<br /><br />Peter Ferdinand Drucker『<span style="font-weight:bold;">The Essential Drucker</span>』(Harpercollins、2008)<br />マネジメントの巨人、ピーター・ドラッカーのエッセンスを集約した本(多分)。こちらも洋書で。<br />ビジネスの実務には疎いため共感して読めない部分も少なくないが、同時に知的好奇心を刺激される部分も多い。ドラッカーは「management」をビジネスの場だけに限定していないので、日常生活でも役に立つ部分は多いはず。英語もそれほど難しくない(ドラッカーの母国語はドイツ語)。<br /><br />植田一三、妻鳥千鶴子『<span style="font-weight:bold;">英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング</span>』(ベレ出版、2004)<br />英検1級のバイブル本らしい。TOEFLでもスピーキングは必須なので、きっと役に立ってくれるはず。実はまだ積読状態。<br /><br />清水 かつぞー『<span style="font-weight:bold;">英単語ピーナツほどおいしいものはない 金メダルコース</span>』(南雲堂、2002)<br />こちらも積読。Google副社長・村上式英語勉強方の紹介による。連語で覚えるというメソッドは、記憶には残りやすそう。<br /><br />勝間和代『<span style="font-weight:bold;">勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド</span>』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008)<br />実は女性向けの本だったりする?男が読んでためにならないわけではない。むしろ将来のトレンドが分かるから、対策にもなる(?)。そりゃあ男女に共通の要素・教訓もありますから。<br />あと、勝間本のエッセンスもつまっている、と、著者がおっしゃっています。<br /><br />小宮一慶『<span style="font-weight:bold;">ビジネスマンのための「読書力」養成講座</span>』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008)<br />読書法の部分も多少ためになる。特に、意識的に読書の習慣を始めたい人にはオススメ。<br />だが、それ以上に、データベース的な意味での本の紹介の部分が嬉しかった。特に僕のような洋書読みを目指す者にとっては。もちろん普通の和書読みの人にも、いい本がたくさん紹介されているのでおすすめできる。<br />ただ、ディスカヴァー社の本は、普通の新書なのに1000円するんですよね。これなんとかならないかなあ。chaboのせいか。<br /><br />梨木香歩『<span style="font-weight:bold;">西の魔女が死んだ</span>』(新潮社、2001)<br />三省堂で、この本が平積みになっている横で流れていた映画のトレーラーが良かったので衝動買い。<br />新しい本かと思ったら2001年出版で、しかも我が家にあったというオチ。まだ読んでいない。<br /><br />トニー・ブザン『<span style="font-weight:bold;">ザ・マインドマップ</span>』(ダイヤモンド社、2005)<br />ベストセラーな割には、うーん、どうなんだろう、という部分が拭えない気がする。<br />値段の割に内容が薄い。個人的にはPCでMMが作れればそれでよし。<br /><br />夏休みにしてはちょっと少ないが、まあインターンもあったし、何よりもまだ9月終わってないしね。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/09/20089.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-59137479992181654862008-09-14T00:39:00.000+09:002008-09-14T00:40:22.620+09:00この男、修行中につきあと1週間は更新が適当になるかもしれんです。<br />というようなことを去年も言っていた気が。kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-46992276053300372282008-09-03T17:03:00.006+09:002008-09-03T17:58:22.942+09:00常滑行ってきた。ちょっぴり暇があり、ちょうど名鉄のパス券もあったので、はるばる常滑まで行って参りました。<br />出発時には昨日の集中豪雨により太田川より南は運休だったものの、まあそのうち解除されるだろうと鈍行に乗り、昨日届いた『<span style="font-weight:bold;">The Essential Drucker</span>』(Harpercollins、2003)を読みつつ南へ南へと向かいましたですよ。<br /><div class="fullpost"><br />というか単に電車の中で本が読みたかっただけ、という説もある。というのも、電車の中というのは適度な騒音・緊張感があり、誘惑要因が窓の外の景色ぐらいしかなく、かつ半公共の場ということで姿勢を正す必要性もそこそこあるんで、本を読むのにうってつけだと思うわけだが、いかがだろう。<br />とかいってるうちに12:00ごろ常滑についたので、まずは昼食。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgxo6PPd6MbGDfRppTLNaehLlZuJW8LbvI6OOE-0iFZe_Bj01LZSHavd1OntiaBTCbBhcfN2MkF1Wgwz64vgXCEdaIyR7p5stXMHUntj0tedczj-WeL5rjDLn0aRlzEPXT0gozxeX5887s/s1600-h/lunch.jpg"><img style="cursor:pointer; cursor:hand;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgxo6PPd6MbGDfRppTLNaehLlZuJW8LbvI6OOE-0iFZe_Bj01LZSHavd1OntiaBTCbBhcfN2MkF1Wgwz64vgXCEdaIyR7p5stXMHUntj0tedczj-WeL5rjDLn0aRlzEPXT0gozxeX5887s/s320/lunch.jpg" border="0" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5241711506464400034" /></a><br /><span style="font-size:85%;"><span style="font-weight:bold;">中華そば茶屋亭</span>にて<span style="font-weight:bold;">つけそば</span>中盛り。<br />ちなみに「並み」と「中盛り」はあるけど「大盛り」というメニューは無いという。</span><br /><br />コシの強い麺を甘辛スープにつけて食べる。うまい。<br />食べ終えたらスープ割とかいうだし汁で漬け汁を薄めて飲むのがこの店のジャスティス。<br />デザートの杏仁豆腐も、最初に頼んだらあるかどうかわからん的な非重要扱いな対応を受けていたものの、あとで出てきたら甘みを抑えたすっきり味でうまかった。<br />実際電車の中で本を読むことが主目的である以上目的地は案外どこでもよくて、そうなると次に重要なファクターとなってくるのが<span style="font-weight:bold;">美味いものが食べられるか否か</span>、であるところ、ちょうど「<span style="font-weight:bold;">名鉄沿線おでかけマガジンWind</span>」が常滑のこの店を紹介していたので、それに釣られていってみた次第だったりする。(ちなみに他の候補としてイワシの刺身定食を食べに知多半田へ行こう、というのもあった。しかし方面が常滑と同じなんだよね。続けざまに2回も同じ方向へ行くのはなんかなあ。)<br /><br />食後、このまま帰るのも勿体無いので(まあパス券は乗り放題だからこのまま帰ってもいいのだが)、常滑といえば常滑焼であるところ、やきもの散歩道とかいう散歩道があるらしいのでそこをうろつく。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhB-QIuDV8AVO_yFPKUkEmvkgcPWMjXiFo8PcwZQMgeMbM4vBxqVYO36kzzqUExyd4rxIJxUdR0iTIYBXK1WbyIsmZUsnsA32s28nUTZ2qYfiOPejn4EHHH3sPXiVk2MY8E8Svf63do67g/s1600-h/cat.jpg"><img style="cursor:pointer; cursor:hand;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhB-QIuDV8AVO_yFPKUkEmvkgcPWMjXiFo8PcwZQMgeMbM4vBxqVYO36kzzqUExyd4rxIJxUdR0iTIYBXK1WbyIsmZUsnsA32s28nUTZ2qYfiOPejn4EHHH3sPXiVk2MY8E8Svf63do67g/s320/cat.jpg" border="0" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5241715467790711362" /></a><br />陶芸家が作った色々な招き猫。いわゆるキャットストリート。<br />目的別に、商売繁盛、美人祈願、安産、旅行安全、学業成就などなど。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhPCaUbMHN2-SPi_LSZaAzEA8ugo5WRjYgddH2vpj-VebLYeKx-qJYlpIOHpLyiJAquBwiGE-GVaxgZuV9uuLyiR1mxH9Krq3pBmIt8DkzE8b_t6d5FgJTBTJgduESoHxdbUJzzqoIL7Ig/s1600-h/zz.jpg"><img style="cursor:pointer; cursor:hand;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhPCaUbMHN2-SPi_LSZaAzEA8ugo5WRjYgddH2vpj-VebLYeKx-qJYlpIOHpLyiJAquBwiGE-GVaxgZuV9uuLyiR1mxH9Krq3pBmIt8DkzE8b_t6d5FgJTBTJgduESoHxdbUJzzqoIL7Ig/s320/zz.jpg" border="0" alt="" id="BLOGGER_PHOTO_ID_5241715823349120082" /></a><br />じぞう。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhx4PtdTY-qDtDMgmVtsw4qNLvcUsG8rPgbY_oH4DTa8ubt9OMRaPHfcx-qI99ub5t-qapEZ6OaZ-C0J7b-Ya3dCgDFiEZOPFcVtz-dcmhxfFrkt42_WpboOXz_-7H5Ic-6UXG1lh_qt-g/s1600-h/dqn.jpg"><img style="cursor:pointer; cursor:hand;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhx4PtdTY-qDtDMgmVtsw4qNLvcUsG8rPgbY_oH4DTa8ubt9OMRaPHfcx-qI99ub5t-qapEZ6OaZ-C0J7b-Ya3dCgDFiEZOPFcVtz-dcmhxfFrkt42_WpboOXz_-7H5Ic-6UXG1lh_qt-g/s320/dqn.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5241716007087929506" /></a><br />土管道路とかなんとか。<br /><br /><a onblur="try {parent.deselectBloggerImageGracefully();} catch(e) {}" href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjd3GcusFFqsn3xXSf55BzfcbPZ_hs6Q9pejfKxxEUNegXcYV_7Xh106OXfB3eDi4m1XgFQQVLBCB4RVdD6edONH0CONLmdvd63vAq2DXjYajWejkwrdeRHW1pzYbZiQZ5uYwr-gEn4vLc/s1600-h/catcat.jpg"><img style="cursor:pointer; cursor:hand;" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjd3GcusFFqsn3xXSf55BzfcbPZ_hs6Q9pejfKxxEUNegXcYV_7Xh106OXfB3eDi4m1XgFQQVLBCB4RVdD6edONH0CONLmdvd63vAq2DXjYajWejkwrdeRHW1pzYbZiQZ5uYwr-gEn4vLc/s320/catcat.jpg" border="0" alt=""id="BLOGGER_PHOTO_ID_5241716566161578930" /></a><br />巨大招き猫だけど何でこんなことになったのか僕にはよくわからない。<br />ちなみに裏は張りぼてなんですよねコイツ。<br /><br />では、疲れたので寝ます。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/09/blog-post.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br /><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-24785116541727681422008-08-31T22:23:00.004+09:002008-08-31T22:59:49.119+09:00今月の本・2008/8夏休みなのでちょっと多目か、そんなこともないか。<br />というわけで『今月の本』。<br /><div class="fullpost"><br /><br />川端裕人『<span style="font-weight:bold;">The S.O.U.P.</span>』(角川文庫、2004)<br />ネットの海から生命体が誕生して世界を混乱させる・・・・と書くと、攻殻機動隊を思い出すが、それほどサイバーパンクではない。<br />あんなにハイスペック要求するゲームがベストセラーになるのかよー!というツッコミはなしで、そこそこ面白い。SFサスペンス。<br /><br />中井拓志『<span style="font-weight:bold;">アリス―Alice in the right hemisphere</span>』(角川書店、2003)<br />とてつもない能力を持った美少女が主役の小説、というところに惹かれて買うとがっかりするはず。そういう場面はない。<br />が、先の読めないワクワク感がある。脳味噌に関するウンチクもなかなか。<br /><br />井上夢人『<span style="font-weight:bold;">オルファクトグラム(上)(下)</span>』(講談社文庫、2005)<br />鼻が凄い良くなったらどーする、という話。WOWWOWドラマにもなったらしい。<br />犯人の設定のツメが甘いけど、それ以外はなかなかよし。<br /><br />バーバラ・ミント『<span style="font-weight:bold;">考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則</span>』(ダイヤモンド社、1999)<br />読んだというより、途中で挫折。なぜなら日本語訳がダメダメだから。レトリカルクエスチョンとかもっと訳し方あるだろうとか思った。<br />原書で読んでみるか。<br />これを読むなら、照屋華子『ロジカル・シンキング』を読むほうがいい。10倍読みやすく、結果として5倍役に立つ。<br /><br />マーク・ピーターセン『<span style="font-weight:bold;">日本人の英語</span>』(岩波書店、1988)<br />この人も日本語とかジョークはダメだが、まあネイティブじゃない人が日本語で書いているので仕方がない。<br />内容は目から鱗が落ちるレベル。TOEFLでも役に立つはず。<br /><br />本田直之『<span style="font-weight:bold;">レバレッジ・リーディング</span>』(東洋経済新聞社、2006)<br />とりあえず本を読め、という本。読書へのインセンティブになるが、ビジネス書ばっかり読んでいて面白いんだろうかこの人は。<br />質・量ともに薄っぺらさが残るが、センスは感じられる。<br /><br />村上憲郎『<span style="font-weight:bold;">村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける</span>』(ダイヤモンド社、2008)<br />この薄さ・スカスカさで1500円を取るのは、Google副社長だからできること。そうでなければ詐欺。<br />別の場所でも書いたが、英語の筋トレの本。英語を使う目的によっては、「技術」の本も必要。<br /><br />田中開ほか『<span style="font-weight:bold;">刑事訴訟法</span>』(有斐閣、2008)<br />短期で読む必要があったので有斐閣アルマ。短期じゃなくてもアルマかSシリーズを買った気がしなくもないが。<br />刑事訴訟法の教授ぐらいは、どこの法学部にいても当たり前だよね。<br /><br />Arbinger Institute編集『<span style="font-weight:bold;">Leadership and Self-Deception: Getting Out of the Box</span>』(Berrett-Koehler Pub、2002)<br />邦題は『<span style="font-weight:bold;">自分の小さな「箱」から脱出する方法</span>』(大和書房、2006)で、世界規模でのベストセラーらしい。<br />英語の勉強を兼ねて洋書を読みまくることにしたが、この本は当たりだった。<br />自己啓発所の類なので難しい語彙もなく、かつ、面白くてためになるという、洋書で英語を勉強する人だけでなく、その他の人にもオススメできる。洋書はamazonで色々手に入る。<br /><br />で、かったけどまだ手をつけてない本として、<br /><br />トニー・ブザン『<span style="font-weight:bold;">ザ・マインドマップ</span>』(ダイヤモンド社、2005)<br /><br />スティーブン・R. コヴィー『<span style="font-weight:bold;">7つの習慣―成功には原則があった!</span>』(キングベアー出版、1996)<br /><br />さあて、どっちから読もうかな。<br /></div><div class="readmore"><br /> <a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/08/20088.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-26337382039742955892008-08-26T19:08:00.002+09:002008-08-26T19:11:10.239+09:00集中講義とボブ・ディラン集中講義を真面目に聞いていたら頭の中でボブ・ディランが歌い始めた。<br />集中力がFaretheewellして、意識はlike a rolling stone。<br /><div class="fullpost"><br />何でこんな日記書いてるんだろう。<br /><br />the answer is blowin' in the wind.<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/08/blog-post_26.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-79622626398976286132008-08-22T23:51:00.005+09:002008-08-23T01:35:44.785+09:00『やさしく書ける英語論文』結構TOEFL関連のキーワードで検索をかけてくる人が多いので、ここは一つ、TOEFL iBTのライティングセクションのスコアアップにオススメの本を紹介してみよう。<strong>この本のおかげでライティングセクションで2回目において28/30点取れた、といっても過言ではない。</strong>のだろうか。<br /><br />そもそもTOEFL対策用に書かれた本ではないし、出版社も松柏社といって、それほどメジャーなのかどうかわからない。けれどまあこの本に書いてある方法でTOEFL iBT Writing Sectionに挑戦したら、一回目24点、2回目28点だったので、<span style="font-size:85%;">(もちろんこの本だけのおかげとは限らないけど)</span>効果は僕が身をもって示せてると思うし、そういえば出版社も英語関係の書籍に厚いらしいから、とりあえず買ってみて損はないと思う。<br /><div class="fullpost"><br />ちなみにamazonのリンクは<strong><a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%8F%E6%9B%B8%E3%81%91%E3%82%8B%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E8%AB%96%E6%96%87-%E8%97%A4%E6%9C%AC-%E6%BB%8B%E4%B9%8B/dp/4881989979" target="_blank">こちら</a></strong>。念のため、アフィではない。<br /><br />amazonの紹介欄では、<br /><blockquote><em><span style="color:#000099;">大学で学期末に出すレポートや卒業論文、修士論文を書くときや学術雑誌に投稿するとき、あるいはインターネットで世界に意見を述べたいときなどに役立つ、英語で文章を書く方法を解説する。</span></em></blockquote><br />と書かれているが、要するに、英語文章の<strong>構造</strong>を学ぶ本である。分類としては、単語や熟語、文法といったミクロなレベルではなく、文章全体に及ぶ構造・流れというものを理解する、方法論<em>methodology</em>の本である。<br />紹介では「卒業論文」とか書かれているが、この本を読んでそこまで長いエッセーが書けるようになるのかどうかは疑問がある。掲載されている例文の長さからして、300~500語あたりのエッセー・ライティングにより向いていると言えそうである。<span style="font-size:85%;">(TOEFL iBTは300語前後なので、ちょうどいい)</span><br /><br />また、方法論だけではなく、エッセーを書く上で役に立つ表現も掲載されているが、やはり付録といった感じで、本質は文構造の紹介にある。<br /><br />「流れ」というのを簡略化すると以下のようになる。<span style="font-size:85%;">(エクセルとペイント利用)</span><br /><span style="font-size:85%;">(ちなみにこれとほぼ同じ意味の図が、本の表紙になっている。amazon参照。)</span><br /><br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3GG4ACt3jgtwrvAwpRe4oWfDo3tCiLtHmQSxx_CsATIDlRlT4PE8lRfQ4bKsDJGvJzKJB9JAAuHQP9cM4iMhsblmI7WGsDOPn5sAfEphR-2kr7tuwCg10Wq5Q7yXCQ1z00X-S5VDBHHg/s1600-h/ES.PNG"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5237366138095810770" style="CURSOR: hand" alt="" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh3GG4ACt3jgtwrvAwpRe4oWfDo3tCiLtHmQSxx_CsATIDlRlT4PE8lRfQ4bKsDJGvJzKJB9JAAuHQP9cM4iMhsblmI7WGsDOPn5sAfEphR-2kr7tuwCg10Wq5Q7yXCQ1z00X-S5VDBHHg/s320/ES.PNG" border="0" /></a><br /><br />ここからは、この本を読んで、それをTOEFLで使えるようにアレンジしたkousuke流writing section攻略メソッドを紹介する。<br /><br />まず、イントロで、<br /><strong>例</strong>「<strong><span style="color:#666600;">私は学費値下げに賛成/反対である。理由はいくつか(<em>several</em>)ある。</span></strong>」<br />というふうに書き、その後に、適当な理由を簡潔に羅列する。SVO.SVO.みたいに。First(ly)のような、余分な文頭副詞は不要。<span style="font-size:85%;">(段落のはじめにとっておく。)</span>たとえば、<br /><strong>例</strong>「<strong><span style="color:#666600;">高い学費は格差を広げる。大学運営はもっと節約できる。そして、低い学費は国際競争力を上げる。</span></strong>」<br />のように。あるいは動詞を名詞形にし、一文で書ききることもできる。<br />最初の段落の「総括」はあまり気にしない。書きたいなら、「<strong><span style="color:#666600;">以下、それぞれを順番に見ていく</span></strong>」とか書けるのかもしれない。前の文がきちんと書けていれば、書かなくてもよい。<br /><br />そしてその後、理由を詳細に述べるための「トピック支持段落」に移る。<br />トピック支持段落の最初の一文では、その段落が先に挙げたどの理由について掘り下げるのかを述べる。つまり、<br /><strong>例</strong>:「<strong><span style="color:#666600;">高い学費は格差を固定化し、更に(<em>even</em>)広げもする。</span></strong>」<br />というふうに。第一段落で簡潔に述べたのと同様のことを書くわけだ。<br />ただ、できれば使う単語や表現方法は第一段落のと変えたほうがかっこいいかな、とは思う。<br />そして理由の詳細な検討へ。<br />ここでは、<strong><span style="color:#ff0000;">1.</span></strong>公の教育は所得の再分配(<em>redistribution</em>)機能を有していること、<strong><span style="color:#ff0000;">2.</span></strong>ここで学費を高く設定すると、低所得者から勉学の機会を奪ってしまいかねないこと、<strong><span style="color:#ff0000;">3.</span></strong>結果として、教育の機会を奪われた低所得者は低所得の仕事に就く可能性が高く、格差が広がること、とでも書いて、第一文を掘り下げる。<br />僕の場合、この「掘り下げ文」を3文ぐらい書く。<br />この3文は、<strong>「一般論」+「現在の状況」+「当てはめ」</strong>のような演繹的なものでもいいし、<strong>「具体例1」+「具体例2」+「具体例3」</strong>のような帰納的な方法でもよい。<br />そして総括として、<br /><strong>例</strong>「<strong><span style="color:#666600;">このように、平等に反する結果を助長する</span></strong>」<br />あたりを書いておく。総括の重要度は掘り下げ文に劣る。<br /><br />また、理由の掘り下げ段落として、ありがちな批判への反論を書く、という手もある。<br /><br />同じように理由その2とその3をこなした後、最終段落へとコマを進める。<br />個人的な触感として、第一段落とそれに続く掘り下げ段落がきちっと書けていれば、この段落はある程度適当でも構わない。<br />ここの最初で、もう一度「何が問題となっているか」を確認する。ただ、TOEFLの論点は単純なことが多いので、いらないことも多い。<br /><strong>例</strong>「<strong><span style="color:#666600;">以上では、大学における学費値上げの是非を検討した。</span></strong>」<br />そして、理由をもう一度おさらいする。<br /><strong>例</strong>「<strong><span style="color:#666600;">高い学費は、格差拡大、非効率化、国際競争力低下などの悪い結果(<em>bad effects such as ...</em>)をもたらす。</span></strong>」<br />名詞構文が使える。<br />そして最後に、もう一度自分の主張を書く。最後の段落で一番大事な部分。<br /><strong>例</strong>「<strong><span style="color:#666600;">よって(<em>therefore</em>)、私は学費値上げに反対である。</span></strong>」<br /><br /><br />integrated taskは少々書き方が違うけど、上を応用すれば何とか書けるはず。<br />つまり、最初の段落で、何と何と何について(通常3点ぐらいだろう)意見が食い違っているかを書き、続く各段落でその違いを掘り下げる、というふうに。<br />結論の段落は不要であることが多いだろう。「自分はどちらが説得的だと思う」のような自らの意見の表明も不要だし。<br /><br />あと、iBTは英文タッチタイピングも大事だと思うんだぜ。<br />英文タイピング速度に自信のない人は、「<em>international negotiation and night detective player goes toward interesting circumstance</em>」って1000回ぐらい打つといい。英文は適当だけど、ありがちな「文字の順番」を含めてみた。<br /><br />あと、このエントリを書いている人は大学生だということ、あなたが今読んだのは単なるブログのエントリであることを留意しておきましょう。<br />上の方法を試したけど15点しか取れなかった、等のクレームは受け付けません。試すなら自己責任で。<br /><br /><br /><strong>改善点等あれば、コメント等にてぜひお知らせください。</strong><br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/08/blog-post_22.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-50672892597814428952008-08-12T23:29:00.001+09:002008-08-12T23:31:05.456+09:00なんというか別に新しいブログを作ることを結構真剣に考えていないでもない。<br />決まり次第またお知らせします。kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-46777122655758436822008-08-02T23:29:00.003+09:002008-08-03T00:29:32.965+09:00スカイ・クロラよく名前を「yasuhiro」と間違えられて、デジャヴを感じやすく、昨日のランチなんて覚えていないキルドレ度1000%な私が、<br /><br />ぽーにょぽにょぽにょ、じゃなくて公開初日の押井守監督作品、<strong><a href="http://sky.crawlers.jp/index.html" target="_blank">スカイ・クロラ</a></strong>を観てきたのだ。<br /><div class="fullpost"><br />おそらく混雑するだろうことが予想されたので、名駅すぐ前のミッドランドスクエア・シネマではなく、名駅から南へ歩くこと15分、閑散としたささしま地区まで炎天下の名古屋を歩いていったら、やはりそれなりに空いていて中央後ろ目で見られたのが良かった。<br /><br />この映画の第一印象は、とにかく綺麗な映画であるということ。特に空と飛行機と背景が。<br /><strong>The Sky Crawlers</strong>、すなわち空を這う者達、というタイトルなのだから、もちろん空が綺麗でなければ話にならない。この空の突き抜けた美しさは、公式サイトなり後に挙げる予告編サイトなりで確認できるが、やはりシネマで見ると一味もふた味も違う。<br />次に飛行機。押井監督やその他スタッフのこだわりを感じさせるデザインの美しさもさることながら、彼女らが最も輝くのはドッグファイト時だろう。特に破壊されるシーン。<strong>クライマックスで散香に穴があくシーンは鳥肌モノ</strong>。<br />そして背景。指紋のような模様が刻まれている岩があったり、断崖絶壁が長々と続いているあたりアイルランドみたいだなと思ったら、案の定アイルランドでロケハンしていたようだし、設定上もアイルランドだとの話。<strong>ただしアイルランドはいつもあんなに晴れてないぞ</strong><span style="font-size:85%;">(経験者は語る)</span><strong>。</strong><br />しかし背景も実写と見まがうばかりのリアルさ。あの背景であの飛行機が飛んでるシーンだけ見たら、実写映画と勘違いしても無理はないね。<br />押井監督作品から感じる物体の質量(感)が、本作でも<span style="font-size:85%;">(むしろ本作は特に)</span>リアルに伝わってくる<span style="font-size:85%;">(これは音響によるところもある)</span>。<br /><br />次に声。<br />主人公その1である<strong>草薙水素</strong><span style="font-size:85%;">(スイト)</span>に声を入れていたのが『<strong>バベル</strong>』でアカデミー賞ノミネートのの<strong>菊地凛子</strong>で、主人公その2の<strong>函南優一</strong><span style="font-size:85%;">(カンナミ・ユーイチ、原作ではユーヒチ)</span>に<strong>加瀬亮</strong>、他に谷原章介、栗山千明、竹中直人ら、「なんだまたタレント声優かよ」と言われても仕方のないラインナップ。<strong>だがそれがいい</strong>。<br /><br />菊地凛子は、ちょうど1年ほど前にエントリを上げ、もうすぐ続編が公開されるらしいアニメーション・オムニバス映画『<strong><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2007/08/genius-party.html">Genius Party</a></strong>』の「Baby Blue」でヒロインの声を当てており、スカイ・クロラが2作目の声優挑戦作品となるが、あの少々ハスキーがかった無機的でありながら色香を漂わせる声は健在。嫌いじゃない、というか結構好き。<br /><br />タニショーはちょっとムカつくぐらい声当てがうまくて、そういえば彼も1年近く前に見た『<a href="http://kousuke3.blogspot.com/2007/08/blog-post_19.html"><strong>ベクシル</strong></a>』で主役級の声を当ててた(主役は黒木メイサ)けど、あの時も見事に声優やってたもんなと感心。<br /><br />加瀬亮ほかのキルドレ役の声は微妙に不自然な所こそあるものの、逆にその不自然さが、不自然な存在たるキルドレの魅力を際立たせていたように受け取ったし、実際押井監督ならそれぐらい意図していそうではある。<br /><br />ちなみに、この「<strong>キルドレ</strong>」というのは、劇中に登場する「戦闘機に乗って闘うことを宿命付けられた大人にならない永遠の子ども」のことだが、パンフレット等で庵野秀明氏<span style="font-size:85%;">(正確には彼の知人)</span>が指摘しているように、エヴァンゲリオンシリーズの<strong>綾波レイ</strong>に似ている。<br />このことについて多くを語ると映画の重要な点のネタバレになるのでやめるが、とりあえず似ている。性格とかではなくて存在が、とでも言おうか。<br />そういえば綾波も「キルドレ<span style="font-size:85%;">(EVA風には「<strong>チルドレン</strong>」=適格者)</span>」であった。<br />あと、キルドレは綾波に似ているが、水素は同じく押井監督作品『<strong>イノセンス</strong>』のガイノイドかチビ素子っぽく見えるシーンがいくつかあった。<br /><br />あとは押井作品といえばこの人、<strong>川井憲次</strong>の音楽もいい。冒頭から流れるシンセ<span style="font-size:85%;">(もしかして人声?)</span>の「アーーーーーーーーーアーーーーーーーー」って奴とか、あとはオルゴールにもなってるあの切ない曲。<br /><br />この作品には、いつも辛口だけど、それでも<strong>88点</strong>ぐらいあげてもいいかなと思ったりする。<br /><br />ちなみに<strong><a href="http://www.gyao.jp/cinema/skycrawlers/" target="_blank">Gyaoで庵野監督らが作った予告編が見られる</a></strong>ので、興味のある人は見てみるといいかも。<br />個人的には、一番空きなのが庵野版、一番作品にマッチしてないのが樋口版だと思う。<br /><br />あと、押井監督はこの作品に若者へ向けた希望的メッセージを込めたらしい<span style="font-size:85%;">(庵野監督も『新劇場版<strong>ヱヴァ</strong>』で同じようなコト言ってたな)</span>が、なんせ押井監督は鬼才であり我々と思考回路が違っていそうなので、果たしてその希望的メッセージが希望を保ちつつ若者へ届くのかは疑問がある。見方によっては鬱展開の映画と見れなくもないもんな。<br /><br />まあ暑い夏に綺麗で涼しげな空とカッコいい飛行機と、切ない恋愛話でも見ようかなと思ったりする人には大いにオススメです。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/08/blog-post.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br /><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-36777508239338211722008-07-31T23:00:00.001+09:002008-08-01T23:44:16.565+09:00今月の本・2008/7テストも終わったので、今月の「今月の本」。<br />8月1日だけど昨日付けのエントリにしておきます。<br /><div class="fullpost"><br />J.K.ローリング著、松岡佑子訳『<strong>ハリー・ポッターと死の秘宝</strong>』(静山社、2008)<br />エントリが遅れたのはこいつのせいです。<br />最終巻ですが、なんかここまで来ると「ハリー・ポッターが面白いから読む」というより、「これまで呼んでたから読む」というレベルに遷移してきている気がしないでもないのだが、だからといって面白くないわけでもなく、上品というか小奇麗というかまあ妥当な範囲で収まってくれたのでよかった。<br />そういえば映画も途中から見てないな。<br /><br />東京リーガルマインドLEC総合研究所司法試験部『<strong>C‐Book 商法〈2〉手形法・小切手法・商法総則・商行為法</strong>』(東京リーガルマインド、2006)<br />商法のテストが持ち込み可だったこととの関係で買いました。まあそれなりに使えたのではないでしょうかと言いたいが、実際は自分の取ったノートや指定教科書の方がはるかに役に立っていたのではないかと思ったりしないでもない。<br /><br />久貴忠彦ほか『<strong>家族法判例百選</strong>』(有斐閣、2002)<br />おなじみ(?)家族法判例百選。<br />一応テスト対策としてまとめてみたが、うーんどうだろう。役に立っただろうか。<br /><br />マーカス バッキンガムほか『<strong>さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす</strong>』(日本経済新聞出版社、2001)<br />ストレングス・ファインダーの本。<br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/07/blog-post.html" target="_blank"><strong>ストレングス・ファインダーの感想はこちら</strong></a>。<br />なんというか、学生の身分では、ストレングス・ファインダー以外の部分はあまり読む価値がないと言うかなんというか。ビジネスパーソンだと違うのかな。<br /><br /><br />というわけで、こんだけぇ~?な7月分でございました。<br />まあ勉強してたし仕方がない(ことにしとく)。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/07/20087.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-71128195875302719142008-07-23T00:22:00.001+09:002008-07-23T00:23:48.397+09:00ひゃあ今日で今学期の大学の授業が終わり、明日よりテストなので、更新はもうしばらくお待ちください。<br />「今月の本」はきちんと書きますよって。kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-22372291371808147442008-07-13T21:05:00.002+09:002008-07-13T23:02:16.570+09:00攻殻機動隊2.0映画エントリは4月の『<strong>ヱヴァンゲリヲン</strong>』以来、しかも劇場で見た映画としては3月の『<strong>死神の精度</strong>』以来で、非常にご無沙汰している感があるわけだが、しかし。<br /><br />ひっさびさの映画評は、そう、この作品が! この監督が! 期待を裏切ろうはずがない! 『<strong><a href="http://www.bandaivisual.co.jp/koukaku-special/movie.html" target="_blank">攻殻機動隊2.0</a></strong>』の搭乗だア!<span style="font-size:85%;">(バキ風に)</span><br /><div class="fullpost"><br />そりゃあ嬉しいですよ。だってかの『攻殻機動隊』が映画館で観られるんですよ?<strong><span style="color:#33cc00;">GHOST IN THE SHELL</span></strong>ですよGHOST IN THE SHELL。現代の伝説にして神々しい芸術であり、マトリックスをはじめとする後のサイファイに影響を与えて歴史を変えたともいえるあのGIS攻殻機動隊のリメイクなわけですよ?GIS攻殻が最初に劇場公開された時、僕はまだリアル一ケタだったので観にいけず、結局イノセンスから入った身<span style="font-size:85%;">(で、実は第一作より『<strong>イノセンス</strong>』が好き)</span>なわけですが、だからこそこの作品を劇場で観たいという願望は人一倍強かったわけで、その念願遂に叶う! 博物館のコンクリが銃弾で砕け散るシーンが劇場で観られる! 「<strong><span style="font-size:130%;color:#990000;">ネットは広大だわ・・・</span></strong>」が劇場で聞ける! そりゃ鼻血たらしてでも観に行くでしょうJK。とりあえずGJ監督。GJスカイ・クロラ。<br /><br />というのが前置きで、さて本編の感想。<br /><strong>やっぱりこの作品凄すぎる。</strong><br />『<strong>APPLE SEED</strong>』も『<strong>ベクシル</strong>』も、攻殻にはかないっこないね。<strong>というかホントに13年前の作品なのかこれは。</strong><br />いや、全編リメイクしてあるので「13年前の作品」と言い難い事は分かるのだけど、ストーリーやセリフ<span style="font-size:85%;">(例えば人形使いがラボで口にする生命の定義云々)</span>等、この13年で飛躍的に進歩した技術とは無関係の分野でさえ、全く古さ・アナクロさといったものを感じさせない。これは原作の士郎正宗氏の才能も大いに貢献しているところであろうが<span style="font-size:85%;">(驚くべきことに単行本版攻殻の初版は1991年である)</span>、映画作品そのものの力でもあろう。<br /><br />映像については、セル画部分がどのように変わったのかはあまり分からなかったものの、冒頭のビルから飛び降りるシーン、それに続くオープニングの義体素子作成過程、映画史上に残る最後の1分<span style="font-size:85%;">(広大だわ・・・)</span>等の3DCG部は見違えるほどの進化を遂げている。もちろん旧版には旧版の良さがあるが、個人的にはこの2.0リメイクの映像には最大限の拍手を送りたい。<span style="font-size:85%;">(ただ、全体的なカラートーンが、かの『マトリックス』に影響を与えたクール系のグリーン・ブルーから、攻殻の続編たる『イノセンス』の基調色であった暖色系のオレンジに変わっていたのは少々残念。『イノセンス』が愛の物語であるのに対し、GISは素子の覚醒の物語なので、シャープカラーが似合うと思うのだが。)</span><br />繊細な神経をお持ちの方は、3DCGシーンと2Dシーンの、一種のギャップに戸惑われるかもしれないが、それはそれとして受け入れてしまえばどうということはない。要は慣れである。<br /><br />また、押井作品といえば<strong><a href="http://www.kenjikawai.com/index.html" target="_blank">川井憲次大先生</a></strong>の音楽を期待して来る人も多いと思うが、この点も満足の出来であった。というか前作のサウンドを引き継いでいるのだから当たり前ではあるが。あの「<strong>遠神恵賜</strong>」の迫力は異常。確か1.0ではコーラスが3人だったはずだけど、今回はイノセンス並に増えたのかしらん。<br /><br />その他気になったこと等を列挙すると、<br />・人形使いの声が男声から女声に変わっていた。不気味度5割り増しといった感じ。前とどちらがいいかというとそれは難しい。<br />・ヘリコプター<span style="font-size:85%;">(ティルトローター?)</span>に「<strong>沌</strong>」の文字が。確か押井監督が担当した『<strong>沸騰都市</strong>』(NHK)のオープニングでもこの文字が使用されていた。使いまわしたのだろうか。それともこの文字が好きなのか。<br />・とりあえず人が多かった。『イノセンス』に加え、アニメシリーズにOVAであるSSSも出され、攻殻機動隊の知名度がそれなりに上がったということか。『イノセンス』はそこそこ空いてた思い出があるが、今日の攻殻はほぼ満席。<br />・パンフレットが1500円と高い。まあ旧作のパンフを復刻してくっつけてあるので2冊分の値段なのかもしれないが、それでもこの厚さ・紙質なら1冊600円で計1200円が妥当だろう。<br /><br /><br />で、映画の後に英語教室(ELS)の見学行ってまいりました。<br />「英会話学校は役に立たない」という意見が一部で流行のようですがその点いかに。<br />詳しくはまた後日。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/07/20.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-19118589558875665022008-07-10T17:56:00.003+09:002008-07-10T18:48:17.995+09:00『ストレングス・ファインダー』をやってみた「<a href="http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51076714.html" target="?blank"><strong>これで百戦危うからず? - 書評 - さあ、才能に目覚めよう</strong></a>」(<a href="http://blog.livedoor.jp/dankogai/" target="_blank"><strong>404 Blog Not Found</strong></a>)で紹介されていた『<strong>さあ、才能に目覚めよう</strong>』(日本経済新聞社、2001)付属の「<strong>ストレングス・ファインダー</strong>」なる性格テストをやってみた。<br /><br />この本自体は読んでいる途中なので書評エントリは<span style="font-size:85%;">(ヒマがあれば)</span>後日あげるとして、今日のところはその結果のみ晒しておく。(グリムスも枯れそうだしな)<br /><div class="fullpost"><br />まずは「ストレングス・ファインダー」なるものの説明から。<br /><blockquote><em><span style="color:#000099;">次は、StrengthsFinderの結果に基づいて導き出された、私の上位5つの資質です。<br /><br />ご存知かもしれませんが、StrengthsFinderでは、The Gallup Organizationが定める34の資質の存在を測定します。これらは、優れた業績を予測するための確実で安定した指標であるとされています。個人の持つ優れた資質は、日々の行動に自然と表れるものです。その資質が強いほど、行動に表れる傾向も強くなります。<br /><br />その人が本来持つ強力な資質に注目することで、それらの資質を強みの基礎として活用し、ほぼ完璧な形で一貫した能力を発揮し、仕事、学術、プライベートの面で成果を上げることができます。<br /><br />これらの資質がどの程度わたしに当てはまっていると思いますか?</span></em></blockquote><br />この「ほぼ完璧な形で一貫した能力を発揮し、仕事、学術、プライベートの面で成果を上げることができ」る能力のことを、本書では「才能」と呼ぶわけですな。<br />そして、僕の上位5つの才能は、<br /><br /><blockquote><em><span style="color:#000099;"><strong>収集心 </strong><br />あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。</span></em></blockquote><br />まあネクラな人間にはありがちなこと。フロイト的に言えば肛門性格ということになるのか。<br />確かに、ネットを使う主たる目的は情報の蒐集だしな。その情報が役に立つかどうかは関係なく。<br />オフでも、チョコの包み紙で折った折鶴とか、映画のパンフとか、その他ここでは言えないものも集めてたりします。そして続くことには、<br /><blockquote><em><span style="color:#000099;">もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管しておくことができます。なぜそれらは保管する価値があるのでしょうか? 保管する時点では、何時または何故あなたがそれらを必要とするかを正確に言うのは難しい場合が多いでしょう。でも、それがいつか役に立つようになるかどうか誰が知っているでしょう。あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、モノを捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。</span></em></blockquote><br /><strong>まさにその通りでございます。</strong><br />ちなみに、この収集癖は親譲りなのか、僕の母は僕の描いた絵を、幼稚園前から保存しているという。<br /><br />そして2つ目。<br /><blockquote><span style="color:#000099;"><em><strong>指令性</strong><br />指令性という資質によって、あなたは主導権を握ります。他の人と違い、あなたは自分の考えを他人に押しつけることを苦痛とは感じません。それどころか、ひとたび考えが固まると、あなたはそれを他の人に伝えずにはいられません。ひとたび目標が定まると、あなたは他の人をそれに同調させるまで安心できません。</em></span></blockquote><br />うーん、これはどうなんだろう。<br />自分の考えを押し付けることに<strong>苦痛は感じなくとも</strong>、わざわざ押し付けることに価値を感じない気が。日常生活では指令性がなくとも、何というか自らの利益が関わってくる事柄になると指令性が出るのかもしれない。<br />ただ、<br /><em><blockquote><span style="color:#000099;">あなたは対決に怯えることはありません。むしろ、対決は解決策を見つけるための第一歩であることを知っています。他の人は不愉快な状況に立ち向かうことを避けようとするかもしれません。ところが、「事実」や「真実」がどれだけ不愉快なことであろうとも、それを示さなければならないと感じます。</span></blockquote></em><br />この部分についてはおおむね正しい。<br />不都合な真実も受け入れて対決しなけりゃ問題は解決されないなら、そうするしかないっしょ。<br /><br />そして次が、<br /><blockquote><em><span style="color:#000099;"><strong>個別化</strong><br />あなたは個別化という資質により、一人ひとりが持つユニークな個性に興味をひかれます。あなたは一人ひとりの何が特別でどこが個性的なのかを覆い隠したくないので、人を一般化したり、あるいは類型化することに我慢できません。むしろ、個人個人の違いに注目します。あなたは本能的にそれぞれの人の性格、動機、考え方、関係の築き方を観察しています。あなたはそれぞれの人生における、その人にしかない物語を理解します。</span></em></blockquote><br />そうなのかどうなのか。<br />まあ、「人類みな兄弟」とか、人間「<strong>やればできる、必ずできる</strong>」(某ダブルスクールの塾長がこう言ってますな)とか、あるいは「みんな分かり合える」とか、そういう建前は信じちゃいない。<br />そういう部分では正しいのかもしれないが、しかし<strong>一般化も結構好きなんだよね、民法ゼミだし</strong>。というのも、たとえば類似の裁判例をいくつか読んで、そこから一般的な理論を導き出す、というのが、僕のゼミの主たる活動内容の1つであるわけで、僕自身その作業が好きなわけですよ。<br />そもそも、法律というのは、みなに等しく適用されなければいけないが<span style="font-size:85%;">(一般化)</span>、しかし個別具体的な紛争を解決するためのものなので、適用についてはある程度個別性も考慮されなければならない<span style="font-size:85%;">(個別化)</span>というややこやしいモノであって・・・ということを言っていたのはデリダだったかロールズだったか。優秀な法律家になるには、おそらく両方の素質がないといけないんだろうなとは思うところ。<br /><br />そして、4つ目は、<br /><blockquote><em><span style="color:#000099;"><strong>内省</strong><br />あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとしているのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのかもしれないし、あるいは他の人の感情を理解しようとしているのかもしれません。何に集中しているかは、あなたの他の強みによるでしょう。一方では、頭を働かせている方向は一点に定まっていない可能性もあります。</span></em></blockquote><br />またネクラ要素ですな、これは。<br />何を考えているかより、「考えること」それ自体を楽しむ、という点も指摘されていて、確かにそれはあるかもしれない。<br /><blockquote><em><span style="color:#000099;">あなたは独りの時間を楽しむ類の人です。なぜなら、独りでいる時間は、黙想し内省するための時間だからです。あなたは内省的です。ある意味で、あなたは自分自身の最良の伴侶です。あなたは自分自身にいろいろな質問を投げ掛け、自分でそれぞれの回答がどうであるかを検討します。</span></em></blockquote><br /><strong>そうです。まさにそうです。</strong>むしろこの要素が一番上に来ても良かったのではないかと思われるぐらいそうなんですけど、なんでそうならなかったんだろう。<br />ただ、「自分自身の最良の伴侶が自分」というのは、少々寂しい気がしないでもないが。<br /><br />そして最後は、<br /><blockquote><em><span style="color:#000099;"><strong>学習欲</strong><br />あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何も知らない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。最初にいくつかの事実に接することでぞくぞくし、早い段階で学んだことを復誦し練習する努力をし、スキルを習得するにつれ自信が強まる――これがあなたの心を惹きつける学習プロセスです。あなたの意欲の高まりは、あなたに社会人学習――外国語、ヨガ、大学院など――への参加を促すようになります。</span></em></blockquote><br />なるほど。確かに、自分の中には「<strong>内容よりもプロセス重視</strong>」みたいな部分はある。<br />というのも、僕は、個別具体的な知識より、<strong>全体を通したものの考え方</strong>や、もっとメタな(?)<strong>勉強の方法そのもの</strong>に興味があるので。<br />もちろん、個々の知識も薀蓄として役に立つことはある。しかし、「学ぶ」ということをもっとメタに考えないと、例えば文系の学生が、大学で理系基礎科目を勉強する意味がなくなってしまうんじゃないだろうか。<br />というのも、法学部生は具体的な理系の知識そのものを使う機会なんてゼロに等しいだろうが、もっとメタな「理系の考え方」なんかは法学でもかなり役に立つからである。「個々の知識を役立てるために学ぶ」のは、専門的な科目だけだろうに<span style="font-size:85%;">(また、法律については改廃もあり、例えば条文暗記の有用性が認められることは少ない)</span>。<br /><br />というわけで、なかなか役に立つ心理テストだと思ったわけです。<br />このテストは上記本を<strong>新品で</strong>買わなければ受けられない。本の値段は1600円だが、それぐらいの価値はあると思うので、こういうのに興味がある人はぜひ。<br /><br />しかし期末考査の勉強がおろそかだ。やばい。<br /></div><div class="readmore"><br /><a title="『ストレングス・ファインダー』をやってみた" href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/07/blog-post.html"><strong>[続きを読む]</strong></a> </div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-29248401245372364902008-06-30T21:36:00.002+09:002008-06-30T22:05:45.016+09:00今月の本・2008/6最近のアタリはゴムのBRS。pixivでヤケにBRSが人気だから一度聞いてみたら意外とよかった。最近はぼからん見ていないので、この辺の話題にも疎いわけですが。<br /><iframe style="BORDER-RIGHT: #ccc 1px solid; BORDER-TOP: #ccc 1px solid; BORDER-LEFT: #ccc 1px solid; BORDER-BOTTOM: #ccc 1px solid" src="http://ext.nicovideo.jp/thumb/sm3673601" frameborder="0" width="312" scrolling="no" height="176"><a href="http://www.nicovideo.jp/watch/sm3673601">【ニコニコ動画】ブラック★ロックシューターversionゴム</a></iframe><br /><br />というわけで、今月の本、いってみよ→↓。<br /><div class="fullpost"><br />斉藤英治『<strong>王様の速読術</strong>』(ダイヤモンド社、2006)<br /><strong><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/06/blog-post_14.html">王様の速読術</a></strong>のエントリに書評を書いているので、感想はそちらを参照。とりあえずいい本だ。<br /><br />山川建一『<strong>「書ける人」になるブログ文章教室</strong>』(ソフトバンク新書、2006)<br />僕も書けるブロガーになりたいです。だけどコレだけ話題が拡散してるブログだとちょっと無理だよね。<br />留学生との交流ぐらいに話題を絞ればいいのかもしれないけど、そこまででもないしな。<br /><br />遠藤周作『<strong>イエスの生涯</strong>』(新潮文庫、1982)<br />先月読んだ遠藤『死海のほとり』に続くイエス本。<br />しかしドイツもコイツも、なぜこの人の虜になってしまったのか。当時の感覚がよく分からないのは、現代でいう「だめんず」なイエスに、なぜ人々がついていったのか、ということ。<br /><br />村上龍『<strong>五分後の世界</strong>』(幻冬舎、1997)<br />朝電車の中で読み始めて、病院へ行って帰ってきたら既に読み終わっていた。それぐらい人を引きつける本。そして続編の、<br />村上龍『<strong>ヒュウガ・ウイルス―五分後の世界2</strong>』(幻冬舎、1998)<br />も本日購入。このエントリを書き終えたら感想エントリを上げようか上げまいか。<br /><br />村上龍『<strong>共生虫</strong>』(講談社、2003)<br />またしても村上龍。今日買ったのでまだ読んではいない。<br />岩明均『<strong>寄生獣</strong>』という傑作マンガを思い出させるタイトル。<br /><br />神前禎『<strong>解説 法の適用に関する通則法―新しい国際私法</strong>』(弘文堂、2006)<br />課題用に買ってみた本。<br />国際私法は興味のある学問分野ではあるのだが、なかなか手を出しにくい。<br />というか、国際私法の授業は開講されているんだろうか?<br /><br />福永有利、井上治典『<strong>アクチュアル 民事の訴訟</strong>』(有斐閣、2005)<br />課題図書その2?<br />ストーリー仕立てで裁判のプロセスが分かる本。巻末に演習問題つき。<br />こういうのは主として法科大学院生が使うんだろうか。<br /><br />弥永真生『<strong>リーガルマインド手形法・小切手法</strong>』(有斐閣、2007)<br />商法Iの教科書2冊目。薄いのに高い。<br />小切手も、現在は使われなくなったとか聞くけど、中小企業は使っているということか。<br /><br />Gary A. Munneke『<strong>Barron's Guide to Law Schools</strong>』(Barrons Educational Series Inc、2006)<br />米国ローに興味がある旨を米国交換留学から帰ってきた友人に話したら、向こうで手に入れたらしく、頂くことができた。ありがとうございますありがとうございます。<br /><br />Philippa Pearce『<strong>Tom's Midnight Garden</strong>』(Harpercollins Childrens Books、1992)<br />フィリッパ・ピアスの『<strong>トムは真夜中の庭で</strong>』原書。<br />英語としては美文なのかもしれないが、読んでいると眠くなる文章。<br />というか、「トムの真夜中の庭」を「トムは真夜中の庭で」というふうに、時間的・空間的広がりを持たせて翻訳した人って凄いと思う。あるいは日本語というのが詩的な言葉ということか。<br /><br /><br />てなもんや。<br />しかし今月はテストだから、もう少し専門書も読んだ方がいいのか。<br />4科目だけだからってマッタリしすぎてる感があるもんなあ。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/06/20086.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-67811962789995276792008-06-27T21:36:00.002+09:002008-06-27T22:38:33.093+09:00近況報告グリムスが枯れそうなので近況報告でごまかす。<br />というか、月曜が始まったと思ったら明日は土曜だし、6月に入ってこれから暑くなるなと思ったらもう7月だし、なんとかならんのかこれは。<br /><div class="fullpost"><br /><strong><span style="color:#ff0000;">明日2回目のTOEFL</span></strong><br />明27日、人生で2回目のTOEFL iBT。この前の雪辱をどれだけ晴らすことができるのか。<br />どうやら明後日の日曜日はTOEICがあるらしく、今日も友人に「日曜TOEICだ、どうしよー」的なことを言われたわけだが、TOEFLにくらべりゃTOEICなんて<strong>ダークドレアムとジャミラスぐらいの差があるわけですよ</strong>。<span style="font-size:85%;">(ダークドレアム挑戦時はレベルが高いから体感としてはジャミラスのほうが強いとか、そういう突っ込みは無しでね。)</span><br /><br />まあしかし、TOEICで本当にInternational communicationのスキルが計れるのかといえば、僕なんかはそれに懐疑的で、ぶっちゃけ<strong>TOEIC900点ぐらいまでならそう驚くに値しない英語力</strong>だと思っている。というのも、僕自身ノー勉・2回目の挑戦でTOEIC885点を叩き出しておきながら、一方初挑戦のTOEFLは120点満点中82点。スピーキングに至っては30点満点中14点しか取得できず、成績表に「<strong>Limited</strong><span style="font-size:85%;">(限定的な)</span>」能力と書かれたぐらいである。<br />シュウカツ<span style="font-size:85%;">(あるいは一部のロースクール入試)</span>なんかでは、TOEICでいい点数を取ると相当のアドバンテージとして扱われるような話も聞く。これはあくまで僕の意見だが、TOEICがその本人の英語のスキルを正直に反映しており、グローバリゼーションな時代に有用な人材を見分ける一つの指標となるのかといえば、それはおそらく違うだろう。つまり、TOEICは正直に英語の能力を測るテストではないというわけだ。<br />では全く無意味なテストではないのかと聞かれれば、それも違う。いかに正直な英語能力を測れないテストとはいえ、900点もいけばそれなりに評価できるだろうし、「TOEICで英語能力の埋め合わせとして使える能力」<span style="font-size:85%;">(一種の論理演算力や時間配分のスキルなど)</span>それ自体も評価されていいだろうとは思う。<span style="font-size:85%;">(ただ、それらの能力を測るよりよい手段は、第一義的には英語のテストであるTOEIC以外にありそうだが。)</span><br />まあそういうわけで、とりあえず明日は頑張ります。<br /><br /><strong><span style="color:#ff0000;">ピクロボ</span></strong><br />こんなことをしている場合ではないと思いつつも、pixivでロボットを描く日々。<br />まあ底辺絵師なのでポイントはそうそう入らないが、でも面白いんだもん。<br />pixivというのは絵のSNSなのだが、ROM専、つまり見るだけでも登録できる。絵を描くのが好きな人だけでなく、見るのが好きな人も登録をオススメします。マジでネット上にこれだけの絵があるのは驚き。<br />pixivのURLはhttp://www.pixiv.net/<br /><br /><strong><span style="color:#ff0000;">もうすぐ期末テスト</span></strong><br />とはいえ、テストのある科目は4科目であり、今までに比べればかなり楽。<br />必修とか僕の学部にはないし、既にかなりの量の単位を取り終えている<span style="font-size:85%;">(同学年中トップクラスではないだろうか)</span>ので、テストを受ける必要性さえない<span style="font-size:85%;">(ゼミ等で単位を取得できれば、授業に頼らずとも卒業要件単位数を満たせるということ)</span>のだが、まあ多少は勉強してるし、今学期のシメの意味も兼ねて頑張りたいとはおもっちょります。<br /><br /><br />と、近況報告はこれぐらいだろうか。<br />月末に「今月の本」を書くので、最近読んだ本については月末に。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/06/blog-post_27.html"><strong>[続きを読む]</strong></a> </div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-80648624534487066772008-06-18T23:17:00.004+09:002008-11-13T16:24:43.049+09:00ベトナム料理をご馳走になった話以前<strong><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2007/12/blog-post_14.html">ベトナム春巻きをつくったとき</a></strong>お世話になった留学生宅で、友人と一緒にベトナム料理をいただいた。<br />なぜいただいたかという経緯の部分は話すと長くなるので置いておくとして、とりあえずレポート。<br /><div class="fullpost"><br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhuQGOPpsT8N3ctlM4VI-ASlCZSac9uNG6o0ATD7nCMglNRQMtnAYrjZYQqqVeIn8F6SHkpmpWu5Ok1Kj1Fjmfa7mCEIwW-s7VUfL4wT7uYG542V_WdWscP2dRTHhhx9w8LqkZ6Ke6fpOs/s1600-h/Image0046.jpg"><img id="BLOGGER_PHOTO_ID_5213227209939261922" style="CURSOR: hand" alt="" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhuQGOPpsT8N3ctlM4VI-ASlCZSac9uNG6o0ATD7nCMglNRQMtnAYrjZYQqqVeIn8F6SHkpmpWu5Ok1Kj1Fjmfa7mCEIwW-s7VUfL4wT7uYG542V_WdWscP2dRTHhhx9w8LqkZ6Ke6fpOs/s320/Image0046.jpg" border="0" /></a><br />で、これがその写真。携帯で撮ったので画質はショボイ。<br /><br />左中央にあるのが、以前上記エントリにおいて扱った<strong>ベトナムの生春巻き</strong><span style="font-size:85%;">(Nem Cuon)</span>。<br />生春巻きについては、「春巻き」「生春巻き」「夏巻き」「生夏巻き」等の表現(?)が混在していて、この生野菜と茹でた豚肉、ライスペーパーなどを使った料理を正確に定義する言葉がどれなのか、書くたびに困るのだが、以前に引き続いて「生春巻き」を使わせていただく。作り方等は上のリンクを参照されたい。<br /><br />中央でレンゲが刺さってるのが<strong>生春巻きのタレ</strong>。<br />魚醤<span style="font-size:85%;">(ナンプラーが有名だが、ベトナムでは「ヌックナム」という、より発酵度の低いものを使うらしい:</span><a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%9A%E9%86%A4"><span style="font-size:85%;">wiki</span></a><span style="font-size:85%;">参照)</span>を薄めて、ニンニクと唐辛子を浮かせただけのものだが、生春巻きに合う。<br /><span style="font-size:85%;">(ちなみに生春巻きはキムチを入れて作るとウマイ。)</span><br /><br />中央奥の、小さな器に入っている茶色の物体は、<strong>エビの佃煮</strong>。<br />佃というのは日本の地名なのでこう呼ぶのは適切ではないかもしれないが、小エビを魚醤で甘辛く煮詰めたものに対する呼称を、佃煮以外に僕は知らない。<br />味は結構濃いめ。ご飯に合う。ちなみにお袋の味らしい<span style="font-size:85%;">(作り方を母親に教えてもらったらしいので)</span>。<br /><br />手前右は、<strong>ブダの角煮withウズラの卵</strong>。<br />一緒に行った友人が「サンマの煮たのみたい」と言っていたが、確かにサンマかマグロか、アオミの魚を煮詰めて硬くしたヤツ<span style="font-size:85%;">(なんていうんだ、アレは)</span>と似た味・食感。<br />これも魚醤で煮てあるらしく、さらに味が濃い。ご飯に合う。<br />個人的には豚肉よりウズラの卵が好き。というかゆで卵が好き。<br /><br />手前左は<strong>青梗菜</strong><span style="font-size:85%;">(チンゲンサイ)</span><strong>の炒め</strong>。<br />チンゲンサイを油とニンニクで炒めたもの?中華料理にありそう。<br /><br />そして左手奥が<strong>トマト味ホタテのスープ</strong>。<br />ご飯にかけてもいい、らしい。<br />ホタテとトマトという組み合わせはなかなかレアだと思うのだが、どうだろう。<br />ご飯にかけるより、単品でもなかなかいける。<br /><br />ちなみに奥は<strong>ベトナム風オレンジジュース</strong>、ではなくて<strong>カシスオレンジ</strong>。<br /><br />とまあ、写真については以上だが、このあと、デザートとしてココナッツと柑橘系の何かの果汁を寒天(?)で固めたスイーツ登場。南国系の味。<br />最後は日本のアイスクリームで閉めました。<br /><br />某資料によると、今日の料理は「Nem cuốn」、「Rau cải xào」、「Thịt kho」、「Canh ngao nấu chua」、「Chè đỗ xanh」というらしいが、最初が生春巻きを指すことしか分からない。<br /><br />以上、ご馳走様でした。<br /><br /><br />というか、gremz(グリムス)が全然育たない。エコなキーワードが必要なのだろうか。ロハスとか植林とかリサイクルとか自家発電とか。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/06/blog-post_18.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com1tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-4113251303513102572008-06-14T15:46:00.003+09:002008-06-14T16:52:01.324+09:00斉藤英治『王様の速読術』gremzを育てたいのと、やはりたまにはアウトプットもしないとそっち方面が鈍るので、2ヶ月ぶり以上の書評。<br />もちろんこの二ヶ月にも本を読んでいたことは『<strong>今月の本</strong>』のラベルを見ていただければ分かるのだけど、取り立てて、他人の目に留まるところに感想を書こうと思ったのは、この本が久しぶり、というわけでもないんだけど、ええいまあいいや。とりあえず、斉藤英治『<strong>王様の速読術</strong>』(2006、ダイヤモンド社)の感想。<br /><div class="fullpost"><br />感想に行く前に、最近読んだビジネス書(?)の類を列挙して、それらとの対比でこの本について語ってみようと思う。<br />時系列順でいくと、<br />神田昌典『<strong>図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める</strong>』(フォレスト出版、2005)あたりが最初。この本は、「細かい理屈はさておき、ノー味噌フル活用のフォトリーディングだイ゙ェア!」的なノリで書かれている。が、実践者・成功者の類は多いし、広く認められているので、アヤシイ本ではない。1000円と安価なので、使い込む本というよりはフォトリーディング講習の宣伝本を兼ねているのではないかと思われるが、それでも取っ掛かりとしては◎。<br />次は、勝間和代『<strong>効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法</strong>』(ダイヤモンド社、2007)。購入時は「Google」というキーワードに釣られた感もあったが、これもなかなかいい本。「こういう心構えが効率を上げる」という一般論もあるが、「こうすれば効率を上げられる」、あるいは「私はこうやって効率を上げている」という具体的方法に詳しい。どちらかといえば短期で成果を挙げたい人向け、なのだろうか。長期的には、個々の具体的方法の後ろにある「勝間哲学」の理解が必要?<br />そして、照屋華子ほか『<strong>ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル</strong>』(東洋経済新報社、2001)。情報の「整理→アウトプット」のプロセス改善に特化した本。「なぜそうすべきか」という理由付けから、具体的な実践方法・演習問題まで幅広くカバーしていて、得られるものは大きい。しかし、学生の身では、なかなか学んだことを生かす機会が無い<span style="font-size:85%;">(この前のゼミ発表でMECEってみたが)</span>。<br /><br />で、『王様の速読術』に至るわけだが、これら3冊と比較すると、『王様』は初心者向け。縦書きで活字が大きく、イラストやサブストーリー付きで、大局的にも局地的にも、かなり読みやすい。読みやすい割りに内容は充実している。ハードカバー1500円なので、1文字あたりの価格は高いかもしれないが、それを補って余りある内容、だと思う。では、何が良いのか。<br /><br />この本の良さは、「<strong>発想を転換させてくれる</strong>」ところにある。今まで自分の中では「常識」だったことが、効率的な情報収集の妨げとなっていたという事実に気づかせてくれるのである。だから、既に発想の転換をしている人にとっては、あまり実りのある本ではないのかもしれない。で、「発想の転換」が起こるのは、主として以下の点においてである。<br /><br />1.「<strong><span style="color:#cc0000;">家来は本だ。王様はきみだ。</span></strong>」<br /><span style="font-size:85%;">「本は家来だ」の方が文法的に正しい気もするが、それだと「王様はきみだ」のつながりと整合性がないのだ。</span><br />要するに、主体的に本を読まにゃあイカンよ、ということ。本に「読まされる」読み方というのは良くない。目的を持ち、あくまで「家来」=「<span style="font-size:85%;">(単なる?)</span>情報源」として本を扱おう、という姿勢が大事なのだ。多分。<br />このことは上に挙げたフォトリー入門書にも書いてあるのだが、説得力の強さでは『王様』に軍配が上がる。<br /><br />2.「<strong><span style="color:#cc0000;">『読む時間』を30分に短縮するんじゃない。30分読んで理解するのだ。</span></strong>」<br />1に包含される気がしないでもないが、それでも重要だと思ったので独立の地位を与えておく。<br />要するに、本全体を30分で読めるまでに速読を鍛えよう、という心の持ち方はよろしくなく、それよりも本全体とかそういうことはいいから、とりあえず30分で必要な知識を吸収すればいいじゃん、というスタンスが、情報吸収の点からは優れているのだ、ということ。どうせ本は家来で、いつでも控えて居るのだから、30分あればオールオーケー。<br />これもフォトリーディングと共通した考え方といえないでもないだろうが、明らかに踏み込んで言っているのは『王様』。<br /><br />3.「<strong><span style="color:#cc0000;">本自体を知れ!</span></strong>」<br />『王様』曰く、フォトリーディングにおいては無視されている点。<br />本・章立て・センテンスの構造を知ってこそ、効率的な読書ができるというのは、確かにそうだろう。<br />しかし、この世、特に日本にはそういうのを無視してる人も多くてですな・・・という欠点もあるが。<br /><br />と、発想の転換という点については、こんな感じ。<br />あとは細かい方法論などが書かれているのだが、まあフォトリーディング本を読んだ後では、オマケみたいなものだろうか。<br /><br />なんか上で「比較用」にビジネス書を列挙したけど、結局比較してなくてごめんなさい。<br />とりあえず、どれも良い本だということが分かっていただければ。<br /><br /><br />あと、話はズレますが、『王様』192ページに右脳と左脳の図があるんですよ。<br /><strong>左脳</strong>は言語的、論理的、文字、分析・計算、記号的、直列思考を司り、<strong>右脳</strong>は映像的、直感的、イメージ、総合・創造、絵画・音楽、並列志向らしい。<br />なんか最近のネット周りを見てると、左脳的な空間から右脳的なモノへと変化しているような気がするんだけど、どうだろうか。データの転送量が増えれば扱うコンテンツは右脳的になるのかもしれないけど、構造的にも右脳化しているというかなんというか。<span style="font-size:85%;">(タグブラウジングとかソーシャルブクマ、ついったなんかも右脳的じゃないの?という意味で。)</span><br /></div><div class="readmore"><br /><a title="斉藤英治『王様の速読術』" href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/06/blog-post_14.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-26765560106638339642008-06-10T21:44:00.002+09:002008-06-10T22:02:45.447+09:00グリムスってみた話どうもお久しぶりです。<br />「5日に1エントリは立てたい」みたいなことを書いた矢先から、ほぼ10日ぶりのエントリになるというこの情けなさ。<br />しかしこの10日、学園祭があったりその学園祭が中止になったり、TOEFLの結果にへこんだり、ゼミの発表があったりと、言い訳には困らないんですよ。<br /><div class="fullpost"><br />しかしまあ折角今まで書いてきたブログで、それなりに愛着も湧いているのにほったらかしというのは少々可愛そうなので、エントリ立てへのインセンティブを与えるべく、新しいブログパーツをつけてみました。<br />その名は<a href="http://www.gremz.com/mypage.php" target="_blank"><strong>グリムス</strong></a>(gremz)。<br /><em><blockquote>「ブログで苗木を育てる育成ゲームです。」「苗木は ブログエントリー(投稿)によって成長します。」「大人の樹へ成長すると、実際の森へ苗木を植樹します。「ブログエントリーでエコアクション」をキーワードに、みんなの樹が成長した分だけ、地球上に苗が増えていきます。」 </blockquote></em>(以上、公式ウェブサイトより)<br />という、エコなブログパーツです。(ただ、これを「ゲーム」と呼べるかどうか、僕には自信がないわけですが。)<br />楽天ブログ、はてなダイアリー、エキサイトブログ、gooブログには対応していないようですが、はてなダイアリーについては、「<a href="http://d.hatena.ne.jp/Waki/20080610/1213028371" target="_blank"><strong>はてなでグリムスを貼り付ける方法</strong></a>」(My Image Ltd.)の方法を使えば可能なようです。<br />bloggerは、レイアウト画面→リッチテキストから簡単に貼り付けられます。<br /><br />というわけで、グリムス育てたさにエントリの投稿が増えるといいなと願いつつ、今日は5コマの授業で疲れたのでスパロボでもやって寝ます。<br /><blockquote></blockquote></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/06/blog-post.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-13938814200422197282008-05-31T20:52:00.004+09:002008-05-31T21:59:33.083+09:00今月の本・2008/5<strong><a href="http://translate.google.co.jp/translate_t">Google翻訳</a></strong>がすげく進化していて、例えば日本語からアラビア語への翻訳もできるが、(في هذا الشكل.)しかし相変わらず頭悪い件。<br />ついでにGoogleつながりで、iGoogleのアイコン<span style="font-size:85%;">(お気に入りに追加したとき等に表示されるアレ)</span>も刷新。今日気づいたんだけどだいぶ前から?<br /><br />と、いうわけで、月末なので「今月の本」。<br /><div class="fullpost"><br />レイ・ブラッドベリ『<strong>何かが道をやってくる</strong>』(創元推理文庫、1982)<br />初版初刷は1964年なのだが、僕の持っている本の奥付を見ると、1982年<strong>34版</strong>になっている。え、<strong>34刷</strong>じゃなくて?<br />このあたりの仕組みはよく分からないが、まさか33回も改訂されちゃいないだろうに。<br />ちなみに父から借りた本で、SF。今の出版元は創元SF文庫。350ページに小さな活字で、当時は400円というオドロキの安さ。まだあまり読んでいないが、字が小さい上に昔の訳で読みにくい。<br />原題は『<strong>SOMETHING WICKED THIS WAY COMES</strong>』。リズムがいい。<br /><br />照屋華子、岡田恵子『<strong>ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル</strong>』<br />勝間和代先生おすすめの本。なるほどMECEか、So what?/Why so?か。<br />僕は会社勤めではないので、このテのスキルはゼミか、あるいはテストの一部においてしか活用の機会が無いが<span style="font-size:85%;">(サークルで使ったら逆に嫌がられるだろうこれは)</span>、なるほどプラクティカルなロジカルとはこういうものかと納得させられる。図や具体例などが多く、練習問題もあって分かりやすい。<br />MECEは「ミッシー」と読むらしいが、どうも「ミース」か「ミーチェ」に見える<span style="font-size:85%;">(どうでもいいけど)</span>。<br /><br />遠藤周作『<strong>死海のほとり</strong>』(新潮文庫、1983)<br />「キリスト教」はキリスト「教」ではなかった、という話。と、僕は読んだ。<br />話としては救いようのない鬱展開なのだけれど、ダメンズなイエスには惹かれるところがあったのか、ぐいぐい読まされた。<br />正直に告白すると、「<strong>やる夫がキリストになるようです。</strong><span style="font-size:85%;">(5月31日現在3スレ目)</span>」で薦められていたので買った。<br /><br />モーティマー・J. アドラーほか著、外山滋比古ほか訳『<strong>本を読む本</strong>』(講談社学術文庫、1997)<br />本の読み方について書いた本。<br />本なんて各自の性格に一番合致した方法で読めばいいじゃないかと思うのだが、この本が言うには「シントピカル読書」こそ至高らしい。そういえばフォトリーディングのモトネタだとか言ってたかな。<br /><br />Lin Lougheed『<strong>Barron's How to Prepare for the Toefl Essay: Test of English As a Foreign Language</strong>』(Barrons Educational Series Inc、2004)<br />TOEFLライティングの練習本。<br />一度受けてみたらライティングはそれほど怖くないような気がして、あまり使っていない。<br />問題はスピーキングだが、この本で練習した方がいいのかしらん。統合問題とかこの本じゃ対策できない気がするんだけど。<br /><br />新たに読み始めたのはこの程度。<br />先月から読んでいて読み終えたのが、<br /><br />勝間和代『<strong>効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法</strong>』(ダイヤモンド社、2007)<br />この本は方法論としてだけでなく、データベースとしてもかなりの価値があると思う。<br />かなりの読書家である勝間先生のオススメ本がリストアップされているわけだし。<br /><br />高木義人『<strong>TOEFL TEST対策 iBT英単語</strong>』(トフルゼミナール英語教育研究所、2008)<br />2週目突入か。<br /><br />そしてまだ読み終えていない代表が、<br /><br />Jay M. Feinman『<strong>Law 101</strong>』(Oxford Univ Pr、2006)<br />一応読む速度は早くなった感があるが、しかしまだまだ修行が足りない。<br />スピーキングとなると全然話せないのも問題だ。<br /><br /><br />というわけで、法学部なのに法律関係の書籍がナイというのは少々問題か。<br />一応民事訴訟法の教科書はツンドクしてあるんだけど、家族法や商法、民訴法の判例百選も読んだほうがいいんだろうか。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/05/20085.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-25502116993933343652008-05-27T22:25:00.003+09:002008-05-27T23:33:20.379+09:00発見にありがちなことやー。みんな見てるかー。<br />つって、大学の友人には誰にも伝えていないこのブログが、実は発見されていたらしいので呼びかけてみる。<br /><br />ちなみにタイトルは<a href="http://pha22.net/hotentry/" target="_blank"><strong>ホッテントリメーカー</strong></a>で「発見」をキーワードに付けました。<br />ホッテントリっつっても誰もわかんないんだろうなあ。<br /><div class="fullpost"><br />まあいつかは誰かが見つけるのではないかと思っていたし、そうなることも見越してそこまで過激なことは書いていないつもりなのではあるけれど、しかしイザ見つかってみると多少気恥ずかしいというかなんというか。<span style="font-size:85%;">(どうりで最近名古屋からのアクセスだけやけに多いと思ったんだぜ)</span><br /><br />でもどうなんだろう、個人的には<strong>mixiで日記をつけるのとそうそう変わりないと思うのだけれど</strong>、でもその日ごとに起こった事柄について書いていく「日記」と、気分次第でフリーダムなトピックについて書くこのブログみたいなのとでは、受け取られ方が違うのだろうか。だろうか。<br />mixiの日記とこのブログに何らかの差異を見つけるとしたら、前者は公開範囲が厳格に画されている<span style="font-size:85%;">(「<strong>全体に公開</strong>」とは言っても、それは招待された人々からなるmixiという共同体の中でしか閲覧できないわけだし)</span>のに対し、後者、つまりこのブログはネットのどこからでもアクセスできるという点が挙げられるわけですね。<br />例えば、このブログの過去一ヶ月のPV<span style="font-size:85%;">(ページビュー)</span>は1300で、1日に換算すると40ちょい。mixiで1日にあしあと40も踏まれることがあるのかというと、僕はそれほどヘビーユーザーではない<span style="font-size:85%;">(というか、数週間前に脱退したんだった)</span>ので細かいところは分からないが、おそらく1日40あしあとって、結構稀なんじゃないかと思うわけですよ。<br /><span style="font-size:85%;">(もちろん、どこからでもアクセスできるからといってアクセス数が多いのかというとそうでもなく、mixiやfacebookでも1日40PV余裕で越えることはありうるんだろうけど。)</span><br /><br />第二点目の差異は、第一点とも密接に関わってくるのだけれど、おそらく「誰が見ているか」という点。<br />例えばmixiなら「友達の最近の日記」みたいなのが出てきて、そこから読まれることがほとんどだと思うわけですね。あのシステムの場合、日記を更新すると友人にお知らせPingが飛んで、読者はそこから入ってくる。<br />一方このブログは、<strong>トラフィックの60%以上がGoogle検索から来ている</strong>わけで、基本的に読者は「知らない人」。しかもほとんどの人がいわゆる「一見さん」で、自分の興味あるエントリだけ読んでいくわけですな。<span style="font-size:85%;">(ちなみにこういうデータは<strong><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2007/08/google-analytics_14.html">Google Analytics</a></strong>から出してます)</span><br /><br />以上の2点から推測するに、mixi日記の場合、主たる読者は「<strong>特定少数顔見知り</strong>」であり、ブログは「<strong>不特定多数赤の他人</strong>」に読まれる、ということが言えそうで。<br />どちらがいいのか、という問いに対しては、んなもんどっちも自己満なんだから書き手の勝手だろうと答えるほかは無いのでありますが、しかし私見を述べさせていただくと、以下のようになる。<br /><br />とりあえず、僕はラディカルなネット支持者で、梅田望夫的な言葉を借りるなら「ネットの側に賭ける人」みたくなるわけですが、ネットのどこに重きを置いて賭けているかというと、やはり「オープンなところ」ということになるわけですよ。<br />「オープンなところ」というだけでは少々分かりにくいんだけれども、なんというか、「全ての人が、ネット上にある全ての情報に、何の障壁もなくアクセスできる」というところに、今までの社会にはない可能性を感じているわけですね。カッコよく(?)言うと「from anywhere to anywhere」みたく。<br />で、そこで重要なのが、「(その情報は)検索エンジンに引っかかるのか」、ということ。「オープンであること」を計る、最も分かりやすい指標が、今はおそらくこれだと思うわけですよ。<br />前述の通り、このブログのトラフィックの6割以上は「Googleからキーワード入力」→このブログ、って感じで来ているわけですが、彼らは何らかの情報を<span style="font-size:85%;">(Googleで)</span>求めた結果として、ここにたどり着いたわけです。求める情報がここにあったかどうかというのはAnalyticsの統計を見るだけでは分からないんだけれども、mixiのように閉鎖的なコミュニティ内で書かれる日記の場合、検索エンジンに載せたくても載せられない。もちろん、そこには、今<span style="font-size:85%;">(悪い意味で)</span>話題の「匿名性」を排除した「安心感」みたいなものがあるんだろうけど<span style="font-size:85%;">(だから「踏み逃げするな」という流れにもなるし)</span>、ネットに賭ける側としては、その「安心感」というのにあまり肩入れしたくないわけですね。むしろ知らない人も知ってる人も歓迎、みたいな。<br /><br />というわけで、結局何が言いたいかというと、まあこれからもラディカルネチズンとして頭悪い文章を垂れ流し続ける予定ですので、知ってる人も知らない人も、よろしくおねがいします。ついでに<a href="http://kousuke-photo.blogspot.com/"><strong>一法律学徒の写真</strong></a>帳も。<br /><br />大学の同級生については、気恥ずかしいところもあるけれど、まあこんなブログでよければこれからもよろしくお願いします。もちろんキャンパスでも。無愛想ですが。<br /><br /><br /><br />俺「てな感じに爽やかに締めてみたけど、どうだろう。株上がるかな。」<br />ドラえもん「もう手遅れだと思うぞ。」<br /><br /><br /><br /><br />どうでもいいけど、今日3時間目の後の休み時間にアイス買ってきて食べようとしたら授業が始まって、流石に授業中に食べるわけにも行かず、結局4時間目終わった後に飲みました。アイスってのめるんですね。<br />なんか<strong><a href="http://jp.youtube.com/watch?v=uxtiDS6vV84" target="_blank">アイスがメルト</a></strong>を思い出しました。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/05/blog-post_27.html"><strong>[続きを読む]</strong></a> </div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com3tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-58742672232675665532008-05-19T21:43:00.003+09:002008-05-19T23:15:32.674+09:00沸騰都市・ドバイTOEFLが難しかった話も書かねばいけない気がするが、それよりもNHKスペシャル『<strong>沸騰都市</strong>』の第一回、「<strong><a href="http://www.nhk.or.jp/special/onair/city.html" target="_blank">ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー</a></strong>」が面白かったのでレポート。<br /><div class="fullpost"><br />まず、 <blockquote><span style="color:#663366;">番組は、沸騰する一つの都市にカメラを据え、都市とそこで生きる人々や集団を主人公に、地球規模で始まった主役交代、新たなパワーの勃興といった新たなうねりを記録していく。(番組ウェブサイトより)</span></blockquote>というのがこのプログラムの趣旨らしいのだが、<strong>ヤバイこういうの滅茶苦茶好き</strong>。<br />最近、将来の選択肢の一つとして、「海外で働く」というのが自分の中であって、こういう「沸騰都市」で沸騰する多国籍な人たちと仕事をしたい!というのが目下のマイドリームなわけです。<br />グローバリゼーションの下、世界の主役が、巨大な力を持つ「国民国家」から、有能な人々が集まる「都市」へ移りかけている、というコンセプトにも痺れるところがあるしね。ハードパワーからソフトパワーへ、真のコスモポリスの誕生、等々、カッコいいキーワードはいくつも思いつくし。<br /><br />ちなみにドバイがどう「沸騰」しているかを簡潔に述べると、要するに不動産をバシバシ開発することによって、大規模な不動産バブルが起こり、砂漠が10年にして高層ビルの林になったスゲー、ということらしい。おそらく。<br />それを象徴するのが来年秋に完成予定の地上160階800メートル超の世界一高いビル「<strong>ブルジュ・ドバイ</strong>」であったり、世界最大の人工島<span style="font-size:85%;">(建売住宅が並んでいる。実際に人が住んでいる不動産は6割というから、それ以外は投資目的ということになる。)</span>であったり、2000万円の投資が数年で20億になったとか抜かすイラン人商人だったりするわけだ。<br />税制優遇特区を敷き、エミレーツ航空の拠点・世界最大の空港保有地でもあり、観光産業も熱いとか。<br />まあ、リアリストに言わせれば「終わりの来ないバブルは無い」ということなので、第二次産業も持たず、石油もかれてるドバイから投資家が金を引き上げ始めた日には、ブルジュ・ドバイも砂漠に打ち捨てられたバベルの塔みたくなるのかもしれないが。そうなる前に一度訪れてみたくはある。<br /><br />とりあえず、「沸騰都市」で注目すべきところを挙げると、<br /><strong>1.オープニング&エンディングが押井守×川井憲次×Production I.G.<br />2.なんだかんだ言って、NHKの本気は民放とは比べ物にならない<br />3.今後のラインナップも充実</strong><br />の3点だろうか。<br /><br />まず第一、OP&EDが映画版攻殻グループである点について。<br />ヤケに凝った映像だなと思ったら、案の定というか以外というか、押井監督が相方の川井先生を引き連れて映像作ってたらしい。風の噂によると、NHKがIGに発注して、IGが押井監督を選んだのであって、NHKから押井監督にオファーが行ったわけではないようだが。<br />で、この映像、凄いのかと聞かれれば、そりゃ凄いのかもしれないが、なんというか、<strong>面白くない</strong>。<br />もちろん、ドキュメント番組はオープニングとエンディングの映像よりも、その中身が重要であるのは言うまでもないのだが、一押井ファンとしては、少々残念な映像といわざるを得ない。<br />というのも、まず第一に、映像に動きがなくてインパクトに欠けるというのと、第二に、建物の造形が<span style="font-size:85%;">(押井監督にしては?)</span>普通すぎて、やはり面白みがないのである。<br />NHKだからそんなに奇抜なものを作るわけにもいかなかったのか、それとも押井監督もそろそろ御歳なのか<span style="font-size:85%;">(でも映画版『<strong>スカイ・クロラ</strong>』は期待してるZE!)</span>はよく分からないが、つまるところ映像のインパクトとしては、別のNスペ「<strong>奔流中国</strong>」の方がハイレベルかなあとは思う。<br /><br />で、NHKの本気が凄い、というのは、やはりこういう番組は、公営放送でそれなりに海外でも名が知れてるNHKだから作ることができる、という感じがする。<br />僕は大河ドラマを除けばほとんどテレビは見ないのだが、「Nスペ」や「<strong>プロジェクトX</strong>」<span style="font-size:85%;">(後番組は「<strong>プロフェッショナル</strong>」か)</span>はしばしば見ている。<br />ちなみにNスペの過去の作品で好きなのは、「<strong>映像の世紀</strong>」。加古隆「<strong>パリは燃えているか</strong>」は、ドキュメンタリーにおける選曲No.1だと思っている。<br /><br />そして最後、今後のラインナップについて。<br />第二回<strong>ロンドン</strong>は、なんと今日。ブログを書いている間に終わってしまった。<br />第三回はバングラディシュの<strong>ダッカ</strong>。設立者にノーベル賞をもたらしたグラミン銀行と、バングラディシュの経済成長について扱うらしい。6月放送予定。<br />第四回は<strong>イスタンブール</strong>。イスタンブールには2回行ったことがあり、特に2回目、ブルガリア側からバスで郊外を通ってイスタンブールに至った時、その郊外地区の「沸騰」具合に驚いた記憶がある。とにかくここも不動産建築ラッシュといった感じで、高速普請中であった。車もかなり多かった。文明の十字路としての繁栄を取り戻す日は近いのかもしれない。期待age。<br />シリーズ後半では、<strong>ヨハネスブルク</strong><span style="font-size:85%;">(南アフリカ)</span>、<strong>ハノイ</strong><span style="font-size:85%;">(ベトナム)</span>、<strong>サンパウロ</strong><span style="font-size:85%;">(ブラジル)</span>、そしておそらく最終回で<strong>東京</strong>。<br />中国とロシアはNスペの別シリーズでやっているので、<strong>やはりBRICsにVISTAかい</strong>、といわざるを得ないが、このシリーズは、去年のGoogleを取り扱ったNスペ以来のインパクトがあるので、今後に期待。<br /><br />なお、ドバイの画像は、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%90%E3%82%A4" target="_blank"><strong>ドバイ</strong></a>(wikipedia)や、<strong><a href="http://ameblo.jp/kou1low/entry-10097800562.html" target="_blank">このブログ</a></strong>に載っている。ブルジュドバイたけー。<br /></div><div class="readmore"><br /><a title="沸騰都市・ドバイ" href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/05/blog-post_19.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-35265621562949544912008-05-15T15:51:00.002+09:002008-05-15T16:05:41.195+09:00生存報告ええと生きてます。<br />本当は5日に一度ぐらいの更新を目安としているものの、ゼミのレジュメを作ったり、今週土曜がTOEFLだったり、学祭が近かったり、その他色々でちょっと更新している暇がありませんですた。最近書くべきネタもあんまりないし。<br />とりあえず、もうすぐ初TOEFLなので、その感想ぐらいは書こうと思っております。<br /><br />上記理由でこちらはなかなか更新できませんが、<strong><a href="http://kousuke-photo.blogspot.com/">一法律学徒の写真帳</a></strong>はちょくちょく更新するので、時々のぞいてやって下さい。kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-68470382863509252962008-05-04T22:40:00.002+09:002008-05-04T23:14:04.612+09:00製造物責任法東海林さだおはいい加減「<strong>千の風</strong>」ネタを自重すべき。飽きた。(こんばんは)<br /><br />今年度はゼミ発表が最初なので、目下レジュメを作成中。<br />僕の所属ゼミは民法ゼミで、特定の分野における判例をいくつか検討し、各判例の是非、その分野における解釈基準なんかを導き出しているわけです。<br />昨年度は「<strong>特定継続的役務提供契約における中途解約</strong>」というのが課題の分野として割り当てられており、例えばNOVAの事件や声優学校の事件を扱いました。<br /><div class="fullpost"><br />で、今年度の割り当ては、ズバリ「<strong>製造物責任</strong>」。<br /><br />最初の判例は「<strong>東京地判平14・12・13判タ1109号285頁</strong>」。イシガキダイのアライ<span style="font-size:85%;">(刺身の一種)</span>や兜の塩焼きを食べて食中毒を起こした原告らが、その料理を提供した割烹料亭に対し、製造物責任法に基づいて損害賠償を請求した事件です。<br />製造物責任法と聞くと、工業製品が主たる対象になっているような印象を受けますが、レストランなどで出される料理にも適用があります。また、製造物責任法で責任を負わされる「製造業者等」には輸入業者も含まれるため、例えばメタミドホス入りギョウザを輸入したJTフーズなんかも、食中毒の被害者から訴えられれば責任主体になりうるというわけですな、おそらく。<br /><br />もう少し詳しく説明しましょう。せっかくレジュメにもまとめてあるわけだし。<br />(以下、引用タグで囲まれている箇所は特にことわりのない限り僕の作ったレジュメから引用したもの)<br /><br /><br /><strong><span style="font-size:130%;color:#ff0000;">事案の概要</span></strong><br /><blockquote>X(原告)らが、Y(被告)の経営する割烹料理店において被告が調理したイシガキダイ料理を食したところ、これに含まれていたシガテラ毒素を原因とする食中毒に罹患。<br />Xらは、これによって損害を被ったとして、被告に対し製造物責任(製造物責任法3条)又は瑕疵担保責任(民法634条2項)に基づき、診療費、休業損害、慰謝料等の損害賠償を求めた。</blockquote><br /><span style="font-size:85%;">※・シガテラとは、熱帯の海藻に棲息する鞭毛藻により生成される毒が食物連鎖により魚に蓄積され、それを人が摂取することによって起こる食中毒です。イシガキダイのほか、食用魚ではカマス、ブリ等によっても発生のおそれがあります。中毒魚の予測は困難であり、中毒魚は外見では判別できません。また、調理によって中毒を防ぐことはできません。ちなみに「HEROスペシャル」でキムタクがイシガキダイをスイカで釣ろうとしていましたが、イシガキダイは肉食であり、スイカでは釣れないという説が有力です。</span><br /><br /><br /><strong><span style="font-size:130%;color:#ff0000;">主な争点と当事者の主張</span></strong><br /><br /><strong>・イシガキダイの調理が、製造物責任法上の「加工」の概念に該当するか。</strong><br /><br /><blockquote><strong>原告</strong>「Yの調理行為は、食材に手を加え、料理としての新しい属性・価値を加えたものであって、法にいう『加工』に当たる。」「Yは、危険な状態を制御し、あるいは除去することができたにもかかわらず、飲食店で提供する料理として本件料理を提供した以上、本件イシガキダイの有していた危険な状態を高めたといえる。」</blockquote><br /><blockquote><strong>被告</strong>「法は絶対責任、結果責任を求めるものではないから、法にいう『加工』というためには、製造業者が製造物の危険を回避し、あるいは発見、除去できる程度に関与したことが必要である。」「Yは、シガテラ毒素を発見、除去できる程度に関与していたものではなく、その危険性回避がYの手に委ねられていたとはいえないから、Yの調理行為は法にいう『加工』ではない。」</blockquote><br /><br /><strong>・上記が肯定される場合、法4条1号の免責(開発危険の抗弁)が成立するか。</strong><br /><br /><blockquote><strong>原告</strong>「法4条1号の『知見』とは、特定の者の有するものではなく、客観的に社会に存在する知識の総体を指すものであって、入手可能な科学・技術の最高水準とされる。これら入手可能な知識によれば、本件イシガキダイがシガテラ毒素を有していると予見することは可能であった。」「本件のような場合に飲食店の法的責任を認めても、共済・保険制度による損害填補の手段を活用することによって危険に備えることができるため、妥当性を欠くことはない。」</blockquote><br /><blockquote><strong>被告</strong>「本件食中毒の発生当時における科学技術の最高水準の知見をもってしても、本件イシガキダイがシガテラ毒素を有していることを発見、認識することは不可能であった。」「本件のような事案にも開発危険の抗弁が認められないとすると、世界のどこにも報告例のない食中毒が発生した場合でない限り、飲食店は無過失で損害賠償責任を負うことになり、あまりに酷、不合理である。」</blockquote><br /><br /><span style="font-size:85%;">この他にも「欠陥」概念に該当しないとか、そういう主張もあったようですが、ここでは省きます。</span><br /><br /><br /><strong><span style="font-size:130%;color:#ff0000;">裁判所の判断</span></strong><br /><br /><strong>・「加工」の概念に該当するか否かについて。</strong><br /><blockquote>一般論として、「法にいう『製造又は加工』とは、原材料に人の手を加えることによって、新たな物品を作り(「製造」)、又はその本質は保持させつつ新しい属性ないし価値を付加する(「加工」)ことをいうものと解するのが相当である。」食品の加工については、「原材料に加熱、味付けなどを行ってこれに新しい属性ないし価値を付加したといえるほどに人の手が加えられていれば、法にいう『加工』に該当する」。<br />本件においては、「Yの調理行為は、原材料である本件イシガキダイに人の手を加えて新しい属性ないし価値を加えたものとして、法にいう『加工』に該当する」と述べて製造物責任を肯定。<br />また、Yが製造物の危険を回避・発見・除去できる程度に関与していないという主張を、「Yの主張するところは、結局、製造業者の過失の立証を求めるのと異ならない」と述べて排斥。</blockquote><br /><br /><strong>・開発危険の抗弁が成立するか否かについて。</strong><br /><blockquote>「法4条1号にいう『科学又は技術に関する知見』とは、科学技術に関する諸学問の成果を踏まえて、当該製造物の欠陥の有無を判断するに当たり影響を受ける程度に確立された知識のすべてをいい、」「当該製造物を製造業者が引き渡した当時において入手可能な世界最高の科学技術の水準がその判断基準とされるものと解するのが相当である。」<br />本件では、「YがXらに本件料理を提供した当時において、入手可能な最高の科学技術の水準をもってしても、本件料理にシガテラ毒素が含まれるとの欠陥があったことを認識することはできなかったことの証明があったものとはいえ」ず、「既存の文献を調査すれば判明するような事項については開発危険の抗弁が認められる余地はないと解すべきである」。</blockquote><br /><br /><span style="font-size:85%;">で、原告への損害賠償が認められました。額は1人当たり300万を超えることはなかったと記憶しています。死者とか出てないし。</span><br /><br />ここまで来ると、ゼミでもほぼ議論の余地なく被告の責任が肯定されそうな気がします。無過失責任を定めたPL法で、しかも開発危険の抗弁はそうそう認められないわけですから、ねえ。<br />学説では、<strong>判タ1133号54頁</strong>において、浦川道太郎先生が判決と反対の立場をとっておられます。「欠陥」概念に注目されています。<span style="font-size:85%;">(しかしそれを「欠陥」ではないといったら、ほとんどすべての食品がPL法の範囲外に置かれてしまうんじゃないだろうか。もっと厳密に定義すれば別だけど。)</span><br /></div><div class="readmore"><br /><a title="製造物責任法" href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/05/blog-post.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6546313126576932858.post-76348537701938479382008-04-30T21:51:00.002+09:002008-04-30T22:27:59.989+09:00今月の本・2008/4ヱヴァのフィルムコマのオマケは、<strong>シンジが家出から連れ戻される少し前の、途切れた高速道路の場面</strong>でした。はずれー。<br /><br />さてしかし、今月はちょっとだけ本が多いような気がしないでもない。<br /><div class="fullpost"><br />内宮慶一『<strong>TOEFLテスト 一発で合格点を取る勉強法</strong>』(中経出版、2007)<br />TOEFL iBT対応のハウツー本。<br />2月に買った神部孝『<strong>はじめてのTOEFLテスト完全攻略</strong>』にくらべるとかなり具体的な方法が書いてあって、きっと役に立つ。やはりTOEFLはTOEICと違って本気のテストだなと感心。<br /><br />高木義人『<strong>TOEFL TEST対策 iBT英単語</strong>』(トフルゼミナール英語教育研究所、2008)<br />かなり最近の単語帳。<br />これを選んだ理由は、(1)類義語が載ってる<span style="font-size:85%;">(TOEFLは類義語問題が出るんだ!)</span>、(2)単語数が多い<span style="font-size:85%;">(5000語レベル。ターゲット1900が懐かしい!)</span>、(3)語源で覚える点についてもカバー<span style="font-size:85%;">(かの駿台の竹岡先生も、語源の重要性を強調しておられた!)</span>などなど。しかし単語帳の分際で700ページ近くあるとは。<br /><br />斉藤兆史『<strong>英語達人塾 極めるための独習法指南</strong>』(中公新書、2003)<br />結構硬い英語の本。<br />ちなみに僕だって英語の独習については結構頑張っておって、家以外では大学の授業でしか英語の教育を受けていないけど、その間でTOEICスコアが655点から885点に上がったという。あと3問で900点。<br /><br />神田昌典『<strong>図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める</strong>』(フォレスト出版、2005)<br />できてるような、できてないような。おそらく「できてる」と思い込むことが大事。<br />フォトリーディングとミキプルーンは宗教。信じるものこそ救われる。<br /><br />苅谷剛彦『<strong>いまこの国で大人になるということ</strong>』(紀伊國屋書店、2006)<br />まあ悪くない。著者も結構有名な人が多いし。<br />ただ、ここまでアカデミックな人だけで固めてしまうのはいかがなものか。分野は違えどほぼ全員が大学関係者って、ちょっと偏りすぎていませんか。<br />アーティストや小説家、バリバリのビジネスパーソンなんかにもご登場いただくといいと思うんだぜ。たとえば・・・<br /><br />勝間和代『<strong>効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法</strong>』(ダイヤモンド社、2007)<br />出ましたスーパーウーマン。朝日新聞土曜版でもおなじみの勝間先生。<br />兄貴の悪口か精神論ばっか語ってる藤巻(弟)のコラムよりも、この人が藤巻(兄)の横に書いてたときのほうが面白かった<span style="font-size:85%;">(弟もつまらなくはないんだが)</span>。まあ新連載始まったし、今はそっちが楽しみ。<br />自分自身読むのは初めてだけど、結構この本の内容を実践できてるような気がする<span style="font-size:85%;">(コンセプト的なレベルで)</span>。<br /><br />苅谷剛彦『<strong>知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ</strong>』(講談社、2002)<br />なぜか生協の書籍でイヤに薦められてる本。<br />本来こういうハウツー本は好きではないのだが、あまりにもいつでも平積みなので買ってみた。<br />結論。やっぱり嫌いだ。これは。<br />なんというか、なぜ「理論的に考えよう」、「何事も疑おう」という言葉はこれほどまでに醜くいやらしく聞こえるのか。<br />上から目線すぎるのか、「何事も疑え」と教えつつ「『何事も疑え』と言っている私を疑うな」と言っているからなのか。「何事も疑え」と教えること自体矛盾していないか。<br /><br />Jay M. Feinman『<strong>Law 101</strong>』(Oxford Univ Pr、2006)<br />Nicholas Mcbride『<strong>Letters to a Law Student</strong>』の後釜として買った英語の本。<br />101は「入門」という意味らしい。<br />しかし英語は情報量が多いし、なにより英語なので、1ページ読むのに平均15分かかる。これを5分に短縮できれば怖いものはないんだが。<br /><br />弥永真生『<strong>リーガルマインド 商法総則・商行為法</strong>』(有斐閣、2006)<br />189ページ2000円。異色な法律教科書。<br />てか最近英語ばっかで法律の勉強がおろそかな気がしなくもないな。<br /><br />ちなみに僕が読んでる本、読みたい本の近況は<a href="http://stack.nayutaya.jp/user/kousuke" target="_blank">Stack Stock Books</a>からご覧いただけます。<br /></div><div class="readmore"><br /><a href="http://kousuke3.blogspot.com/2008/04/20084.html"><strong>[続きを読む]</strong></a><br /></div><br>kousukehttp://www.blogger.com/profile/13621495566021869770noreply@blogger.com0