2008年4月30日水曜日

今月の本・2008/4

ヱヴァのフィルムコマのオマケは、シンジが家出から連れ戻される少し前の、途切れた高速道路の場面でした。はずれー。

さてしかし、今月はちょっとだけ本が多いような気がしないでもない。


内宮慶一『TOEFLテスト 一発で合格点を取る勉強法』(中経出版、2007)
TOEFL iBT対応のハウツー本。
2月に買った神部孝『はじめてのTOEFLテスト完全攻略』にくらべるとかなり具体的な方法が書いてあって、きっと役に立つ。やはりTOEFLはTOEICと違って本気のテストだなと感心。

高木義人『TOEFL TEST対策 iBT英単語』(トフルゼミナール英語教育研究所、2008)
かなり最近の単語帳。
これを選んだ理由は、(1)類義語が載ってる(TOEFLは類義語問題が出るんだ!)、(2)単語数が多い(5000語レベル。ターゲット1900が懐かしい!)、(3)語源で覚える点についてもカバー(かの駿台の竹岡先生も、語源の重要性を強調しておられた!)などなど。しかし単語帳の分際で700ページ近くあるとは。

斉藤兆史『英語達人塾 極めるための独習法指南』(中公新書、2003)
結構硬い英語の本。
ちなみに僕だって英語の独習については結構頑張っておって、家以外では大学の授業でしか英語の教育を受けていないけど、その間でTOEICスコアが655点から885点に上がったという。あと3問で900点。

神田昌典『図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める』(フォレスト出版、2005)
できてるような、できてないような。おそらく「できてる」と思い込むことが大事。
フォトリーディングとミキプルーンは宗教。信じるものこそ救われる。

苅谷剛彦『いまこの国で大人になるということ』(紀伊國屋書店、2006)
まあ悪くない。著者も結構有名な人が多いし。
ただ、ここまでアカデミックな人だけで固めてしまうのはいかがなものか。分野は違えどほぼ全員が大学関係者って、ちょっと偏りすぎていませんか。
アーティストや小説家、バリバリのビジネスパーソンなんかにもご登場いただくといいと思うんだぜ。たとえば・・・

勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』(ダイヤモンド社、2007)
出ましたスーパーウーマン。朝日新聞土曜版でもおなじみの勝間先生。
兄貴の悪口か精神論ばっか語ってる藤巻(弟)のコラムよりも、この人が藤巻(兄)の横に書いてたときのほうが面白かった(弟もつまらなくはないんだが)。まあ新連載始まったし、今はそっちが楽しみ。
自分自身読むのは初めてだけど、結構この本の内容を実践できてるような気がする(コンセプト的なレベルで)

苅谷剛彦『知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ』(講談社、2002)
なぜか生協の書籍でイヤに薦められてる本。
本来こういうハウツー本は好きではないのだが、あまりにもいつでも平積みなので買ってみた。
結論。やっぱり嫌いだ。これは。
なんというか、なぜ「理論的に考えよう」、「何事も疑おう」という言葉はこれほどまでに醜くいやらしく聞こえるのか。
上から目線すぎるのか、「何事も疑え」と教えつつ「『何事も疑え』と言っている私を疑うな」と言っているからなのか。「何事も疑え」と教えること自体矛盾していないか。

Jay M. Feinman『Law 101』(Oxford Univ Pr、2006)
Nicholas Mcbride『Letters to a Law Student』の後釜として買った英語の本。
101は「入門」という意味らしい。
しかし英語は情報量が多いし、なにより英語なので、1ページ読むのに平均15分かかる。これを5分に短縮できれば怖いものはないんだが。

弥永真生『リーガルマインド 商法総則・商行為法』(有斐閣、2006)
189ページ2000円。異色な法律教科書。
てか最近英語ばっかで法律の勉強がおろそかな気がしなくもないな。

ちなみに僕が読んでる本、読みたい本の近況はStack Stock Booksからご覧いただけます。

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